ゼア・ウィル・ビー・ブラッドの作品情報・感想・評価

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」に投稿された感想・評価

富と相反して失っていく幸せ。

ダニエル・デイ=ルイスの演技かとにかくずば抜け凄い。世界最高の俳優の名は伊達じゃない。

石油に固執し、人間の心を失っていく様は本当に哀れでした。夢であった大きな屋敷で悠々自適の生活を送っているはずなのに全く幸せそうじゃなかったですね。
なんとも人間臭い傑作映画。


ポールダノ。
期待以上の役でうれしかった。
プリズナーズもしかり、殴られ役が本当に似合う。ゴキンズとの双璧です(個人的見解)
観る人によって個人差があるようですが、私はこれ以上の映画はまだ観たことがありません。油断すると画面にとり殺されそうな緊張感が最初から最後まで漲っています。しかし、映画好きの知人に観せるとだいたい全然おもんなかったと言われますのであまりお勧めしません。オスカーもベルリンも主演男優賞と監督賞くらいですし。
mtmt

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3.7
20世紀初頭アメリカ西部。主人公の石油堀りをダニエル・デイ=ルイスが演じる。石油の出る出ないの話ではなく、エキセントリックな主人公を中心とした極めて人間臭いドラマ。P・T・アンダーソン監督は構図と音響で凄まじく不穏な雰囲気を作り出し、終始緊張感を漂わせる事に成功していた。疲れるが面白いというタイプの作品。
幾何学

幾何学の感想・評価

4.0
〈再〉内容を思い出せず、二度目の鑑賞です。面白かった。内容を忘れたのが不思議なくらい。石油で一発当てる男とその息子の人生の物語なのですが、非常に男臭い。画面上に女性が現れないと言っても差し支えない。
ダニエル・デイ・ルイスが演じる、主人公・ダニエルの執着の根元がわからないのですよね。それが不気味で、魅力的だなと思った。金が稼ぎたいようにも見えず、土地を自身のものにしたいようにも思えない。原作の題名が『Oil!』なのですが(和訳は『石油!』)、彼の執着を言い表すならばまさに石油だとは思った。石油!
俳優の圧力が凄まじくて、ダニエル・デイ・ルイスはもちろん、ポール・ダノのインチキと説得力の混在っぷりは最高。あれほど殴打が似合う役者も稀だなと思います(もちろん、殴られる側です)。ラストシーンの暴力の美しさにうっとり。

このレビューはネタバレを含みます

徹底した役作りの、ダニエル・デイ=ルイスは凄まじかった。

頑なまでの頑固なダニエルは典型的な昔の男であった。
常に緊張感が張り詰めたダニエルには息苦しさを感じた。けど、ラストの息子が去っていき昔の回想シーンにはやはり子を持つ親の気持ちがあったんだと安心と切なさを同時に感じた。

有名なシーンには震え上がった。血管がいつも浮き出てて顔が血走ってるダニエル・デイ=ルイスは怖いという言葉しか出てこない。
全てを手に入れるつもりが、全てを失っていく男。石油と炎と金に塗れた男たちの世界を描く。舞台は古いけどやってることは新しすぎる。

男たちは何かを見失ったまま、1つを追い求める。すると彼らの世界と人生は狂っていく。そして彼らの心はときどき爆発する。ちょうど石油みたいに。

この監督の映画は果てしなくゴージャスだ。今回も「爆発」のシーンはゴージャスすぎて涎が出る。そんな映画撮ってみてえよ。その他ポール・ダノの怪演、ダニエル・デイ=ルイスの狂演、素晴らしいです。映像になっていない「ミルクシェイクと長いストロー」のイメージがこんなに目に焼きつくとは。
ほぼマッドマックス地獄のデスロード…油田を求め、血をめぐりミルク飲みつつ争う痛快映画だった。
Soichfork

Soichforkの感想・評価

4.1
やっぱりすごいやPTA。
石油王の魂の破滅を描いドラマ。

ここ最近見た中ではいちばん演技に圧倒された。ダニエル役のダニエル・デイ=ルイスとポール/イーライ役のポール・ダノ。ふたりの確執というかやりとりがすごい。ポール・ダノはああいう役ぴったり。圧巻でした。

狂気的で自己中なおっさんに見えて、H.W.を本当に愛してたんだろうなぁと。その誰にも負けないプライドと、あの爆発を機にH.W.に対してしてしまったことへの後悔が化学反応を起こし、自らが望んだ孤独な人間へとなってしまった。

音楽はRadioheadのジョニー・グリーンウッドとのことで納得&さすが。場面場面でかなり良いアクセントになっていた。
kiko

kikoの感想・評価

3.1
この映画を見てみようかなとお考えの皆様
約158分のこちらはラストあたりのダニエル・デイ=ルイス演じる石油屋のダニエル・プレインヴューと自身をカリスマ牧師と思いこんでるナルシストなイカサマ牧師とのかけあい約5分を見るための映画です。これ、ゴールデングローブ賞にアカデミー賞って?!ふぇ〜〜
東区P

東区Pの感想・評価

3.9
主人公がハングリーな為自分の道を突っ走った結果徐々に孤独になっていき、最終的には破滅してしまうといったストーリー

派手に破滅するというよりはラストで戻ることのできない破滅への道に足を踏み入れてしまった感じがします。
観ていて息子と袂を分かつシーンは悲しくなりました
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