あれま、なんかおもろいぞ。
ポール・トーマス・アンダーソンの映画はマグノリアが長くて退屈だった印象(インヒアレントヴァイスも)があって避けていたのだが、これはイケた。
多分色々とメタファーとかある…
もの凄くドラマチックな展開があるわけでもなく、どちらかと言えば淡々と物語は進むが2時間半越えの長尺でも飽きる事なく引き込まれていった
PTAの手腕もさることながら、ダニエル・デイ=ルイスの凄まじさが…
血などない。
ダニエルは血だけを求める。
しかし彼は血を作ることはできない。
だが血があるという妄信のもと、
削り掘り削り掘る。
その自己表出が高められた妄言こそ、
このタイトルの持つ意味だろう。
…
利益最優先の資本主義を象徴するような主人公ダニエルは一見、人間らしさの欠片のないような無慈悲な人物のように見えるが、何処か家族を欲している人物のように見える。
弟と名乗る人物をすんなりと信じたり、自…
全くセリフのない冒頭の映像美はとても圧巻である。
圧巻なのは間違い無いが疲れている時に見ると流石に眠たくなるんだろうなと思ったり。
石油産出からの話の展開具合はとても素晴らしい。
誰1人幸せそうで無…