20代の頃は今よりもっと何も考えずアホだったので全然面白く感じなかったし、答えを見つけようとしていたんだけど、
30半ばになって改めて観て、この作品や監督、主人公を演じたダニエル・デイ=ルイスの凄…
このレビューはネタバレを含みます
すごい文学的な作品だった
言葉で語らないから行間を読む事がすごい必要
ストーリーは展開が読めないけど音楽が不穏すぎてなんかずっと嫌な気持ちになるしこれから良くないことが起きるんだろうなと思わされる…
私にはとっつきにくい内容なのではと
疑いつつ、恐る恐る(?)再生
結果ダニエル・デイ=ルイスの演技に
引き込まれまくりの2時間半
石油王ダニエルの野心と欲望
彼に感じる「陰」の雰囲気
カリスマ…
石油屋、地上げ屋の土地売買交渉なんかは反吐が出る。この辺りはデイ・ルイス上手い。油田の石油のようにぶくぶくと今にも吹き出しそうなさまを見ていると人の欲を見ているようで気味悪い。そしてそれを消費する私…
>>続きを読む【重くて奇妙な雰囲気】
アメリカ映画。ポール・トーマス・アンダーソン監督作品。
20世紀初頭のアメリカを舞台に、石油掘りによってカネを稼いで回っている男(ダニエル・デイ=ルイス)の姿を描いてい…
石油採掘で一攫千金を夢見る男のシンプルな栄枯盛衰のストーリーだったらよかったが、新興宗教のカリスマ牧師イーライがやたらとストーリーに絡んできたせいで、ストーリーの分かりづらさが増し、息子との関係性だ…
>>続きを読むポール・トーマス・アンダーソンのフィルモグラフィは、全体で1つの変奏曲(バリエーション)のように感じられるなか、主題(テーマ)は父性の挫折であり、その主題が各作品においてどのように変奏されているのか…
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