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サムライのkazunのレビュー・感想・評価

サムライ(1967年製作の映画)
3.5
クラブオーナーを殺害した殺し屋ジェフは容疑者として連行されたが工作したアリバイにより釈放される。しかし依頼人の手下と警察から追われることになる。

アラン・ドロンの美しさが際立っています。スーツの上にトレンチコートと帽子を着て一分の隙もありません。

警察からマークされながら地下鉄でうまくかわして逃げる所が面白かったです。

アリバイ工作を頼んだ女性が、ナタリー・ドロン、奥さんですね(当時)。

バーのバンドのヴァレリーはなぜジェフをかばったのか、また2時間後に電話してと言ったのになぜ電話に出なかったのかがよく分からなかったです。
ラストシーンも、えっどう言うこと?と思いました。考察を見てやっと分かりました。

セリフも削ぎ落とし、冷たい感じの映像で彼の孤独を表現していたと思いました。フレンチフィルムノワールの傑作との事で、味わいある作品でした。
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