アノ

おれは侍だ! 命を賭ける三人のアノのレビュー・感想・評価

4.0
『人生劇場 飛車角』以降のシリアス一辺倒なモノクロ時代劇の一つ。この頃の沢島作品はなにか得体のしれない凄みがあって好みなのだが、これもまた傑作。
「命を賭ける三人」は江原真二郎でなく西村晃をカウントしている…と考えていいのだろうか?長年の忠義は全く表に出さず、美空ひばりの顛末を淡々と大友柳太朗らに語る漢の姿…。
クライマックスの無人の漁村での大立ち回り(家屋や船置き場の狭いロケーションを活かした殺陣が見事)は『廃墟の群盗』や『西部の人』に連なるゴーストタウン・ウエスタンの変遷ではないか?!
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