うめ

ハイ・フィデリティのうめのレビュー・感想・評価

ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)
3.4
 物語は主人公のロブが恋人のローラに振られる場面から始まる。ロブは音楽好き、いや音楽オタクで、自身でレコード店を開いているほどだ。そんなオタクな彼は何でもトップ5を決めたがる。ショックだった失恋トップ5も存在し、なぜ自分はこんなに恋愛がうまくいかないのかという疑問を解消すべく、歴代のトップ5の女性に再会して振られた理由を聞いていくというのが大まかなストーリーだが、私はその周囲のキャラクターに惹かれた。ディックもイアンもいいキャラクターだが、なんと言ってもジャック・ブラックが演じるバリーだろう。「あぁ、いるな」と思わせるオタクっぷり(あのオタクっぽいうざさ(笑))。だけど、エンディングでびっくりさせられた。ジャック・ブラックの器用さに改めて気づかされた。
 またロブを演じたジョン・キューザックも良かった。不器用でちょっと浮気性なしょうもない音楽オタクをクスッと笑えるようなレベルで演じていた。
 ストーリーは何てことないのだが、洋楽好きにはもっと面白い部分があるのかもしれないなぁと思った。
うめ

うめ