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シンデレラのarimのレビュー・感想・評価

シンデレラ(1950年製作の映画)
3.9
WOWOW 20140620
誰にでも夢を見る権利はあり、そして叶えられる可能性を持つ。というのはもちろんなんだけど、
最初にシンデレラが「働かせるために鳴るのが憎らしい」と言った時計台の鐘が、最後祝福の鐘になるのは、王が途中発した台詞「いい母親。いやいい花嫁にだ」からすると、母親と言う役割のスタートに見えてこの皮肉はきつい。夢と夢がぶつかる時それが一致したと思えば幸福なんだろうが、当時はそれが幸せとされてたんだろうな。

でもこれが1950年の作品ってのはやっぱ単純にすごいですよね。シャボン玉の演出とか。
あと美醜に関する価値観が極端過ぎるきらいがあるのがやや引っかかった。
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