tamagoni

ハゲタカのtamagoniのレビュー・感想・評価

ハゲタカ(2009年製作の映画)
3.5
一週間かけてドラマを観たので、やっとの思いで、映画にたどり着いた。と思ったら大学生の時に見ていた。まったく、大学生というか最近までいかに映画を見て終わっていたのかがわかる。しかもその時は、内容が理解できなかった。
アカマ自動車は規模やエンジン構造からマツダ?なのかななんて思いながら、中国に日本技術が売られていく過程がどういう舞台裏だったのかが感じられる。日本の技術も特に家電分野が大変で、もう今となっては技術は流出しまったのだなと、傘下に入った企業なんかのニュースを見て思う。
ドラマ版のあおぞら電気?のケースを見ても、技術者の誇りとかで技術が守られるとかの次元ではない。マネーゲームの中では、技術者が他社に行かざるを得ない状況だったり、長く勤めても思った以上の評価ではなかった場合、そりゃ待遇がいい方にいくのは仕方がないことなんですよね。
映画版ハゲタカは負けてる状態からの戦略や交渉、劉の這い上がり方や金への執着などが心に響きます。
洗脳された派遣社員にも感じることがあり、騙されることもあるからやはり自発的に動くしかないんでしょうね。