西原理恵子さんの人生の一部を、多少のフィクションを交えながら描かれた漫画の実写版。
アルコール依存症の夫と、子供達との日常が、綴られているが、その中で、いかにアルコール依存症の克服の大変さ、支える家族の大変さが伝わる。アルコール依存症になる原因は様々だが、戦場カメラマンであった夫の心的ストレスは、どうしてもアルコールを飲まずには生きられなかった事情もあったのだろう。
人は様々な苦しみを抱えて生きているが、やはり、辛いときでも、できるかぎり笑っていたい、周りを笑わせていたい、そんな風に思わせてくれる作品であった。