のっち

子供の眼ののっちのレビュー・感想・評価

子供の眼(1956年製作の映画)
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東京で映画鑑賞!

この建物こうなってたのね…。なるほどなるほど。

後妻で子持ちになった歯科医の娘と、商社マンの旦那と家政婦のようになっているその妹。

高峰秀子がお見合いに振り回されながらも子どもの理解者となる良い役な一方、それぞれの事情が描かれていて良かった。娘を話したくない姑の陰謀と、子どもとの関わり方を模索する母、周りに流されないように考える妹。意外と家父長制を感じさせすぎないエイジレスな作品。でもやっぱり、旦那が転勤せずにちゃんと姑と話し合うべき。

音楽映画ということで気になったのは、犬の鳴き声も一つの楽器のようになっていた。割と重要な役だし。ただ、この家族に振り回されている様子は、もう一つの家族の離散のように捉えられなくもない…
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