のっちさんの映画レビュー・感想・評価

のっち

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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

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アパホテルから
なんか知らん間にエジプトの神様みたいなキャラ増えてるし、みんな髪青くなってるし神になってる。ブロリー悪いやつやと思ってたけどいいやつになってる。新鮮。
バトルシーンは素晴らしい。三次元
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ノルマル17歳。― わたしたちはADHD ―(2023年製作の映画)

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発達障害を知らない親世代に見てほしい映画

テスト前に準備を進めるが過集中で夜更かしをして寝坊した絃と珍しく起きて登校した朱里が公園で出会う。

朱里の周りからの言葉が棘のように刺さる。それは家族の言
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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デスロードをもう一回見るためのプロローグ。そしてデスロード後にもう一度見れる。エンドレV8!!

『ウィッチ』のときからアニャは大物になると思っていた自分の審美眼を褒めたい。

あんのこと(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

つながり

ウリと薬で母と祖母を養う香川杏。捕まったことをきっかけに知り合った刑事にNAと生活保護、バイト先にセーフティハウスを紹介されるが…

ラブホの間接照明に照らされる気だるさ、カーテンが朝日を
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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水は低きに流れる

理想的な田舎の生活にグランピング建設の流れが…という簡単な話じゃないのが濱口さんらしさ。

水の流れや鹿の通り道になることなど山に詳しい人、元夜間世話人がいるなどのめんどくさい話を
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

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しんどさの連続の最後に突き抜ける清々しさ

みんなの意思がとても強い。カーラは職員室で盗撮してしまったことを受け止めつつ生徒を守る自分の正義を貫くし、盗んだ疑惑のお母さんは譲らないし、子どもは絶対登校
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関心領域(2023年製作の映画)

5.0

傑作

家族ドラマという日常とアウシュビッツという非日常がシームレスに融合した傑作。家族を大事にしながらも大量殺人を厭わないヘスやその家族に焦点を当て、無意識下で起こる違和感やダブルバインドを散りばめ
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ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

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オープニングから絵作りへのこだわりが恐ろしいほどリアル。花を浮かべた洗面器で顔を洗うシーンなどなど秘密の花園らしさを散りばめた後、ハンギングロックへ向かう集合シーンでは集合とともに鳥が飛び立ち馬車が到>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.0

ホラー王道!

キリスト教の地位が落ちてきたので悪魔を呼んでみんなを信者にしよう計画のために、悪魔を産み落とす女性を作ってただと!阻止したいけどその女性はだれ?


・オープニングのステンドグラス。「
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

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怪獣映画こうあるべし!

地下空洞で故郷を探すコング、地上で故郷を守るために力を貯めるゴジラ、謎の信号を辿り故郷に辿り着く人間。かつての敵をやっつけろ!

非常にわかりやすいストーリーなのに加えて、怪
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

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実は初鑑賞

すれ違いの巧みなバランスに、シェイクスピアをちゃんと見ないといけないと思わされる。
『草原の輝き』のナタリー・ウッド!

・大事な報連相は自分でする
・憎しみの連鎖はどこかで止める

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

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安室さん首に爆弾ついてるのにカッコつけてる。でも今回は安室さん会。

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.0

思い出の料理を食べたい!

お父さんが最後に作ってくれたチキン料理を食べたいのにストライキでどの店もやっていない!お母さんが盗み出した鶏が逃げ出してさぁ大変。警察官とおばさんとトラックの運転手に町の子
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人喰いの獣は誰

ビーストクリエイターのフリアンは隣家のクリスチャンを火事から助け出す。しかしパニック発作がでるようになり、クリスチャンをアバターで創造し…

マンティコアという題名の意味がいまいちわ
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

シュールでおバカで少し寓話的!?

半日経って3日若返り建物の二階に通じる地下室の穴。そんな建物を気に入って購入した夫婦の妻はモデルになるために穴にはまっていく。一方で友人の社長は日本製の電子ペニスを
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ブルーイマジン(2024年製作の映画)

4.0

勇気を持って変えて欲しい

ミートゥー運動の日本版に加えて、男性のセクハラ、パパ活に対する女性同士の意見など、割と幅広くこの手の問題に向き合い且つよく調べてうまく落としていると思う。上野千鶴子の本が出
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

絶対IMAX‼︎

ハルコンネン家と皇帝の謀略で家を失ったポールが原住民の力と未来を見る力を覚醒させた前作。今作は砂虫を操る力と命の水の全てを見通す力を手にしてハルコンネン家と皇帝を倒して、大領家と戦
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アルプス(2011年製作の映画)

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演じることの多重構造

故人を演じる集団アルプス。看護師は救急搬送されたテニス部の女の子を演じることになる…。

見てるこっちが混乱してくる。そもそも映画自体がフィクションであり、俳優が役を演じている
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

音楽家の愛

1943年ブルーノ・ワルターの代役でニューヨークフィルハーモニー交響楽団の指揮を行い、成功への道を駆け抜けて妻にて出会い長女を授かる。そこから音楽家としての成功と愛ゆえに、妻とすれ違い和
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

走り抜ける優しさを感じた

1981年のアイルランド。9歳のコットは赤ん坊が生まれる間、親戚の家に預けられることになる。

走って壁の向こうに隠れるコットが走ることを褒められて、走ってパパに会いに行く
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

実験の成功かたや、世界への破滅の一歩

時系列をうまくばらけさせたことで、原爆開発を進めたオッペンハイマーも水爆を阻止したオッペンハイマーも同じ一人の人間であることが伝わってくる。そして善悪の二項対で
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

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みんな映画が好きなんだ

シネマスコーレの誕生から変遷と井上監督の成長。

みんな映画が好きなんだなって、それだけでとっても良い作品。誰かを批判したって、殺したい相手を映画にできなくたってお金が儲から
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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

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現実は映画より奇なり

囚人の演劇プログラムで行われる『ゴドーを待ちなから』。刑期の終わり、決められた日常を待つプロである囚人たちが“待つ”演目を行う事自体が面白い。そこにあのラストが待っているとなる
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ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

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映画というよりは写真に字幕のついたもの。そこからぶつ切りの音声が流れ、人が動く。映画というのは想像を掻き立てる編集だと気付かさせてくれる巨匠の遺言は夢と共にありて、識者の解説に身を委ねることにしたい。

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0


スパイ小説作家のエリー。スランプ脱出のために実家へ帰る途中で本物のスパイに身を守られて…

シュールでクールでフールなスパイモノを撮らせたら右に出る者がいないマシュー・ヴォーンの最新作となっちゃ期待
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ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦(2014年製作の映画)

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『ネクストゴールウィンズ』の真実+前後

ジャイヤのセーブもナーバスも本物だったんだ。そして、ローゲン監督は妻と仲良し!このドキュメンタリーと合わせて見ると倍楽しい。
ワールドカップ予選の結果も、ロー
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ラストの映画館、彼は何か思い出したのだろうか。思い出していなくてもいい気もする。そんな映画のマジックを映画で。現実と映画が溶け合うよう。

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

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アインシュタインと原爆の関係

アインシュタインが大量殺戮兵器を作りたかったわけではないことは伝わってきた。日本にも訪れたことのあるアインシュタイン。ヒトラー政権から逃れて抑止力としての原爆を作るきっ
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イルカはフラダンスを踊るらしい(2023年製作の映画)

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いい塩梅

認知症の祖母演劇に熱を入れる孫。ハワイに行きたいという願いを叶えるために奮闘する?

見てすぐは認知症描写が甘い気もしたけど、エンタメとして楽しめる範囲でリアルにしようとする試行錯誤を感じ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

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ベストキッド見ないと…

アメリカ領サモアのサッカーチームはワールドカップ予選世界最下位。腕は確かだけと行動に難ありの白人コーチを迎えて念願の一点をあと4週間で取れるのか…。

王道の弱小チーム奮起も
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ミツバチと私(2023年製作の映画)

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洗礼、名前、養蜂、彫刻

フランスから母の実家のスペインに来てバカンスを過ごす家族。8歳の末っ子アイトール(ココ)は自分の性別に疑問を持っていた。

『リトルガール』と合わせて見たい。
自分の性に自覚
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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記憶が曖昧に…

夫の転落死をきっかけに作家の妻が疑われて、それに巻き込まれる盲目の息子と盲導犬。証拠から想像を掻き立てさせる法廷劇。

『愛欲のセラピー』も、メンタルの話と独白をずっとしていたし精神
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