のっちさんの映画レビュー・感想・評価

のっち

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美女と野獣(1991年製作の映画)

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粗暴なガストンと金髪娘三人組があまりにも類型化されすぎて笑ってしまう。30年前の映画なので仕方ないけど、今やったら非難轟々。でもそれはそれで表現が抑圧されてると言えるのかな…

ベルが本好きで野獣が
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

銀河のその向こうは?

『シェイプ・オブ・ウォーター』に次ぐ、ピクサーから『大アマゾンの半魚人』への回答。二人がシーモンスターだとバレたとき、パパの「俺は知ってるぞ。ルカとアルベルトだ。」というのが、
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密告(1943年製作の映画)

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なんとなく見てたらキャラが混ざってしまったものの、愚かな民衆が疑心暗鬼になって狂っていく様はいつの時代も変わらず面白い。

ガラスの密告文があちらこちらに届くというのも絵的に謎めいてて良いポイント。

悪魔のような女(1955年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

思わず良いホラー

『回転』以来の思わずゾクゾクするラスト。金持ちの正妻教師と愛人の教師が校長の夫を共謀して殺害する話。
殺したはずの夫がまだ生きてる?という場面で子どもに語らせるのは生死を曖昧にする
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

女性が保険の教科書にしたいと言ってたので見た。

中年男の腰回りばかり移すオープニングから、男性蔑視の映画かな?と思ったけど復讐の対象に女性がいるので、一方的に男性蔑視というよりは復讐がメイン。
復讐
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

母親を神格化しすぎ

歌は鳥肌が立つほど素晴らしく、高知の川沿いはとてもキレイで目が喜ぶ映像たち。相変わらず仮想現実を書かせればワクワクするし、キャラデザもasのアバターらしさがとても好き。

でもお
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美女と野獣(1946年製作の映画)

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『竜とそぼかすの姫』の予習に

ベルがお城に入るシーンが最高。腕のついた燭台、スローに駆け抜ける城内、はためく白いカーテン、不思議な鏡に逆回転の魔法。『オルフェ』でもかんじたけど、異世界を映像で作るの
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田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版(1951年製作の映画)

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田舎の閉鎖的で余裕がない感じと周りから好かれることのなさそうな若い司祭。最悪の組み合わせ。『抵抗』でもなんてこともない話なのについつい見入ってしまったが、これもまた淡々としているのに見入ってしまう。日>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

眼福

SFなんだけど別にそこにあまり意味はなくて、ちょっと変わった設定の小説を読んでいるような感覚。止まってしまった世界で恋しい人と過ごす一日の儚さが良い。顔くしゃくしゃになりながらの「8元です」に
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教授と美女(1941年製作の映画)

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まるで『白雪姫』(1937)みたいな話。8人の教授と美女の話に見せかけて、7人の愉快な教授と文法のキレイな王子様と夜の世界に囚われた女王様。さしずめギャングは魔女かな。

オープニングの洒落たクレジッ
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レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

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4つの短編

青の時間
自転車のパンクから出会う二人の田舎での大切な時間。こういうの、本当エモい。おばあちゃんちの夜を思い出す。

カフェの店員
レネットの堅苦しい感じが非常によく出ている。カフェの店
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僕は戦争花嫁(1949年製作の映画)

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ケーリー・グラントは振り回されるイケメンとして最高ですね!

ハワード・ホークスって古臭い女性蔑視的な映画撮るよなーと漠然と思ってた。けど、むしろ男性も女性もカッコよく撮ろうとしていて、たまたまその時
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少年の君(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クラレッタのスカートを直してあげられるようになりたい

飛び降り自殺した彼女が好奇の目に晒される中で上着を被せる姿は、「クラレッタのスカートを直してあげられるような人間にになりたい」という『魔王』作中
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ライトハウス(2019年製作の映画)

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ブラックコメディフォークロア

前作ウィッチとの比較。閉塞的な空間で動物が死んだところから幻想の生き物のデジャブが入り狂っていく。違いとしては女の子から男性に変わっているところ。華やかさはないもののモ
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

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ニューヨークの厨二病放浪記
精神病院にいるお母さんと、歌うお姉さん、彼女はがらんどう。場末で彷徨う空気感を楽しむような映画だった。狙ったような笑いはなく、ジム・ジャームッシュの初長編というところに驚き
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第七天国(1927年製作の映画)

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七階まで上がるシーンが幻想的。ボロそうなアパートをひたすら七階まで上がって、開けた空が映る開放感が良い!
唐突な戦争シーンもこの時代としてはリアルだったのかも。実際の町中とセットが交互に映って曲がり道
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マンディンゴ デジタルリマスター版(1975年製作の映画)

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黒人奴隷と白人の恋?ってこう、奴隷的な慣習と人間的な恋愛が入り混じって色んな要素が絡まり合っていて面白い。
南部が奴隷ありきで経済が成り立っていたという話をラジオで聞いてから見ると、この人たちにとって
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豆大福ものがたり(2013年製作の映画)

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お菓子たちが選挙する話。なんちゅう世界観や。
踊り始めて意味がわからなさすぎて寝ぼけてたけど、そんな感じで見るには丁度いい塩梅。まるで豆大福の甘さと塩っぱさのように…

好きだ、(2005年製作の映画)

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明かりの少ない画面と静かな話し声に、ギターの旋律が耳に残る。

『アナとオットー』でこんなの見た!と早とちりしかけたけど、ラストのカタルシス!音に乗らない言葉が伝わる瞬間がエモい。

DVD特典の監督
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

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ゴジラ対コング三回戦+延長戦

CGが極まりすぎて巨大なアクション映画を見たような感覚。鱗の一枚、毛並みの一本が恐ろしく精巧。
緩急の付け方が逸材。ただでかくてうるさい奴らが殴り合うだけでは飽きてくる
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

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ほろ酔いの状態で鑑賞した感想としては「監督!お前のことやないか!」というそのまんまんの感想。『オー!スジョン』が男子目線と女子目線なら、次はイフと事実。このあと、キム・ミニと不倫を認めたりして、Sca>>続きを読む

紹介、またはシャルロットとステーキ(1961年製作の映画)

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男と女がいれば映画は撮れるってか

キャストからしてヌーヴェルバーグ。ただ皿にちっさなステーキを載せられながら女を口説きあしらわれるだけの話。雪の中を颯爽と歩き、スッと電車に乗るスタイリッシュさな。

モード家の一夜(1968年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

はっきりしないのは嫌い

モード家の一夜に相応しく、話のほとんどが寝るの?寝ないの?の話で笑っちゃう。パスカルとか確率論とかの小難しい話をしてるけど、ただただモードのベッドに入るか入らへんのか決めろよ
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ウルトラミラクルラブストーリー(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

日本版のイカれた『レナードの朝』+『羊たちの沈黙』

農薬で進化して思いを遂げようとする松山ケンイチもさることながら、ラストに脳みそをクマに食べさせる麻生久美子もなかなか。

青森という、霊という異物
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天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

滑り込みサンクスシアター

女子高生の霊がついたAVのモザイクをつける仕事をしている男が、女子高生の妹が作るドキュメンタリーに参加する話。

アンバランスさが調和していくカタルシス。
死んだ姉が気持ち
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このすばらしきせかい(2006年製作の映画)

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「なんか歯がザラザラして」って連呼して高校生に金を借りるおじさん。ちゃんと歯医者は行く。
「久保田の万寿だからね」しか喋ることがない義兄弟。

ちぐはぐしてる引きこもりの高校生と破産したおじさんの、の
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カンウォンドの恋(1998年製作の映画)

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なんか頭の中が整理できてない

初期のホン・サンスは客観性より生々しさが強いなと『オースジョン』を合わせてみて思う。
すれ違う男女、色々経験してまた慰め合う。いい話な気もしたけど、教授は妻子おるしギル
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自由が丘で(2014年製作の映画)

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時間とバラバラの手紙

加瀬亮が日本語を全く話さない。もっと海外の作品とか出てほしいなー。と思ったら結構有名監督の作品に出てて私が無知なだけだった。
正直作品の感想はあまりないけど、民宿のおばちゃんと
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よく知りもしないくせに(2009年製作の映画)

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酒呑んで浮気して怒られて逃げてを2回繰り返す話

私の好きなバカズーム一位。昔の友人の妻が友人が死んだと勘違いして泣いてるところを慰めるためにセックスして実は生きてて、後で友人にお前の顔なんか見たくな
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熱帯魚(1995年製作の映画)

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『一秒先の彼女』の予習に

この監督はヒストリカ国際映画祭で知って、いずれ全部みたいなーと思ってはや数年。あとは『ラブゴーゴー』を見るのみ。

同じバスに乗る女の子に恋をしたり友達とゲーセンに行ってタ
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永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

4.5

永遠に君を愛す

言葉にすると真実になる気がして
言葉にしないと愛せなくて

演技も素人で台詞もリアルっぽくない。でも作り物だからできる感動がここにあると思う。映画なんて、ドキュメンタリーも含めて真実
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秘花 〜スジョンの愛〜/オー!スジョン(2000年製作の映画)

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ホン・サンス映画としてとても面白い。「反復と差異」を男女の視点で繰り返すことで、なんてことない下衆な恋愛を、惚れる側と惚れられる側の認識の差異、記憶は作られるということをシニカルに語っている。ラストへ>>続きを読む

コレクションする女(1967年製作の映画)

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高尚な昼ドラ

昼ドラでもありグラビアでもあり、馬鹿な男性の話でもあり率直な女性の話でもあり、恋愛でもありコメディでもある。こんな絶妙なバランスの映画が面白くないわけない。

一昔前のヨーロッパ人って
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木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

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もしもの話

小説家の彼女がいる市長は文化会館を建てたいけど、地元の教師と娘は大反対。文化会館より草原が大事やねんって話。

草原でめっちゃ怒ってるお父さん(教師)を前にお母さんと娘は冷静に聞いて「あ
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幻影(2005年製作の映画)

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ニナとトニ。孤独な少女のシスターフッドものかと思ったら、そんな甘っちょろいもんじゃない。
物語の中心にいるのに社会と関係せずに隔絶された二人。並行して描かれる女性も過去にとらわれていたがわかる。トニに
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緑の光線(1985年製作の映画)

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「強情なのは私じゃなくて人生よ」

恋人と流れで別れてバカンスの予定がなくなったデルフィーヌ。周囲に相談するもどこに行くか決めきれない。人の話は聞くようにしてるし、なんかピンとこないのよと行動にできな
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