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13日の金曜日のZnGaGeのレビュー・感想・評価

13日の金曜日(1980年製作の映画)
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2023年10本目
本日親知らずを抜いたので登場人物がもっと酷い目に合う映画で気を紛らわせようと鑑賞

スラッシャー映画の金字塔とのことなので、さぞおぞましいものが映っているのだろう。そう考えてのおっかなびっくりの鑑賞でした…が

正直そんなに怖くない!(笑)
過激な描写に慣れてしまった視聴者側の問題ですね〜。年々ブラッシュアップされていくホラー作品たちの賜物でしょう。


ただし徹頭徹尾、犯人の姿を見せない構成には舌を巻かされました。そこらのホラー映画だったら開始5分で視聴者の前に姿を現すと同時に、そこが大抵は恐怖のピークになります。
しかし「13日の金曜日」はさすが名作です。恐怖の対象を徹底的にボカすことで緊張感をキープし続けます。これはただ犯人の姿をカメラに映さないだけではおそらく成立しないはずです。
恐怖の芯を捉えたイヤ〜な殺人描写やそれを差し込む頻度、死体を再利用してテンポを悪化させないなどの工夫が合わさることで、映画全体を包み込む霧のような「不安感」が表現されているんだろうなと思いました。

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やはりシリーズ化する作品の一作目は素晴らしいですね。面白い、の一言だけでは言い表せない魅力があります


最後まで読んでいる人は視聴済みだと思うので書いちゃいますが、一作目のジェイソンってホッケーマスク被ってないしチェーンソーも使わないんですね…
あと犯人はジェイソンのお母さんなんだ…いや、でも劇中で大柄な男性っぽい人影が出ていたような?それに女性に死体を窓から投げ入れるようなことができるのか?
などなど、観客に想像の余地を残してくれる映画は大好きです。
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