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戦争と平和のkurodayのレビュー・感想・評価

戦争と平和(1956年製作の映画)
3.0
言わずと知れたトルストイの名著。
フランスのナポレオンによるロシア遠征と、そのロシア市民たちの物語を通じて人間の本質を描いた映画化であるが、原作に忠実とか忠実でないとか、また良い悪いはさておき、これを映画化にするには相当の脚本力が必要であろうと改めて思う。
今回、見たのはナターシャ役にオードリー・ヘプバーン、そしてピエール役にヘンリー・フォンダをキャスティングした1956年製作映画。
この映画ではオードリー・ヘプバーンを配役にしたことで主にナターシャの恋愛に重きを置いているように感じた。
ともすればナターシャはあまりにも恋多き女性で見る人によっては嫌悪感を感じるだろう。ピエールに恋し、その後はアンドレイ、そしてアナトールとの危険な恋、最後にはピエールに。
3時間を超える大作であるが、本質の「戦争と平和」を描くには時間が足りないのだう。
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