戦争と平和の作品情報・感想・評価

「戦争と平和」に投稿された感想・評価

A

Aの感想・評価

3.2
2017.12.5(Tue)
トルストイ繋がりで見た。
家族愛とか恋愛とか、ロシア版風と共に去りぬみたいな感じ。上映時間は同じくらいだけどこっちの体感時間は長かった…。戦争やら恋愛やら色んな要素があるけど全てオードリーヘップバーンの天真爛漫さがあるからこそ成り立ってる映画だなと思った。アンナ・カレーニナと同じように浮気しちゃう系だけど対照的な人物造形だった。ナターシャは純粋で素直で天真爛漫で、だからこそ突っ走って浮気もしちゃうけど他人を思いやれる。アンナも序盤はそうだったかもしれないけど、ヴロンスキーと出会ってからは自分のことしか頭にない、だから不倫するし破滅する。そんなかんじ。原作読んでもっと細かい心理が分かればまた違うのかもしれないけど。あと戦争ものはやっぱり世界史の知識がないとダメだなと思った。勉強せねば!
そして衣装が比較的シンプルだけど美しかった。それを着こなしたオードリーヘップバーンが尚のことかわいかった。でも脚本のせいか俳優陣のせいかわからないけどやや薄っぺらい印象。重々しさがあんまりなかった。登場人物はこっちの方がみんな良心的でいいけど、逆にそうじゃないアンナ・カレーニナの方が重さはあって好きだな。
1981年10月21日、文芸坐ル・ピリエで鑑賞。

オードリー・ヘプバーン主演の「戦争と平和」。
3時間28分の上映時間で、トルストイ原作を描こうとするあたりから困難であり、キング・ヴィドア監督(当時の表記)作品。

ヘプバーン以外にも、ヘンリー・フォンダ、メル・ファーラー、ハーバート・ロム、アニタ・エクバーグなど豪華キャストであった。
(メル・ファーラーは私情が込められていた感じあり。)

娯楽作と観てしまえば、3時間半程度のこの映画、わりと楽に見ることができた。
19世紀のロシア。ナポレオンのモスクワ侵攻が囁かれる中、ロストフ伯爵家では、長男ニコラスの出征に皆が嘆いていた。妹のナターシャは、共に兄を送り出した幼なじみのピエールに密かに恋心を抱いていた。貴族の婚外子であったため中流家庭で育った彼は、父親が亡くなったことで多くの財産と伯爵の地位を受け継ぐ。その地位に目をつけた公爵の手中にはまり、ピエールは美しい公爵の娘エレンと結ばれた。しかしエレンは奔放で、散財する上に不貞を働き、やがてふたりの婚姻関係は解消される。やつれたピエールの心を癒やすのはナターシャだった。
しかし、ピエールの結婚により失恋した彼女は、妻を出産で亡くしふさぎ込んでいる、公爵のアンドレイと恋に落ちる。1956年、伊・米。

あらすじ書くだけで長い……
書いてたらなんだかラストまでぜんぶあらすじ書いてしまいそうだ。まじで。あぶない。

話は「戦争って嫌ね」っていうある意味平和じゃなきゃできない会話からはじまって、ナポレオン軍のモスクワ侵攻・撤退を経て、モスクワに再び平和が戻り、幕を閉じる。
この穏やかな波から嵐やシケを経てまた穏やかな波に帰る感じが、紆余曲折を経て結ばれる主人公ナターシャとピエールの関係にも投影されてる。

登場人物たちが多いくせにみんな奔放すぎるよね。ラストを迎えるとどの人物のどの行動も意味があってちゃんとこの結末をもたらしてくれるんだなあと思うのだけど、整理しないととにかくやっかい。
3時間半、しかも歴史モノだからそれだけでも観たあとのぐったり感が半端じゃないのに、この日本ならトレンディドラマ並のストーリーの複雑な絡み具合、すごかった。

原作はトルストイの名作「戦争と平和」。映画ではオードリー演じるヒロインのナターシャがプリンセス扱いでロマンスの描写が多いけど、原作はきっともっと「戦争によってもたらされたもの」「戦争に振り回された人々」が書かれているのかなと思う。
商業映画だから仕方ないんだけど、ロマンスに力入れるわりには戦争にまつわるエピソードもストーリー上抜けないし、結果なんだかものすごいスケールのものを観ちゃった感が半端ないです。クストリッツァ観た気分だよ。とりあえず原作読みたい。

個人的には映画の内容とあまり関係ないけど、ナターシャと、オードリーの元夫メル・ファーラー演じるアンドレイの舞踏会シーンが好き。
はじめての舞踏会に動揺を悟られまいと堂々と振る舞いながら、アンドレイのことを健気に思って、誰とも踊らない。ここにアンドレイがいれば、と夢を見ていたら、アンドレイ現る!で、ダンスのお相手を申し込む!
あのダンスシーンにはちょっとうっとりしてしまった。メル・ファーラーの顔の濃さとオードリーの清廉さが、ディズニーアニメのシンデレラと王子様に被るくらい様になってるんだよね。
she

sheの感想・評価

2.3
CGなしでこの戦闘シーンを撮ったことと、ドレスとそれを着こなすオードリーの可愛さがすごい映画。
内容の表現が映像の表現に負けてる感はある。
shoarima

shoarimaの感想・評価

3.3
ナポレオンの帝政ロシア侵略時のモスクワを舞台に上流階級の恋愛模様と戦禍を織り交ぜて描いたトルストイ原作の一大抒情詩。

とまあ聞こえはいいのですが、同じくらいの年代の男女がたくさん出てきてさらに軍服着てたりするとさー大変、わかんなくなってしまいます。ただ、アラビアのロレンスも最初はあんまり理解できなかったのが、町山智浩の解説聞いて、本読んだらどハマりしたので、1回目の鑑賞はこんなもんかなと思ったりします。

今週末は、不変の愛とは程遠い映画ばかり見ましたが、今は微妙でも何度も見てこそ(回数を重ねる、歳を重ねる)その良さがわかるのかもしれませんね。
初)ずっと観たかった作品。歴史的名著の映像化。ありゃありゃな印象…「風と共に去りぬ」のVリーのスカーレットの様にオードリーのナターシャは説得力がない…ロシア文学を英語で演じる映画の嘘は百歩譲ってもブツ切り気味の場面転換、戦争・行軍シーンの拙さが大作なのにスケール感を小さく感じてしまった…オードリーも文芸大作に出演して箔を着けたかっただけなんじゃ~と勘ぐっちゃうね…オードリーに大作群像劇は似合わないんだなぁ~って確認できた作品。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.5
2014/6/16鑑賞(鑑賞メーターより転載)
トルストイの名作を壮大に映画化。200分を超える観るのを躊躇する程のボリュームだが、それでもなお全体が駆け足に感じられるほど話のバックボーンが深く複雑。登場人物が多すぎて観ているうちに「この人何だっけ?」という状態も多発したし...無邪気な役柄のオードリー・ヘプバーンの美貌、当時の夫であったメル・ファーラーとの相性の良さなど見所もいくつかあったが、ロシア遠征で冬将軍に敗れ死の行軍でバタバタと倒れた兵士のごとく途中何度か意識を失ってしまった(笑)。これだけの大作を観るには覚悟が不足していたという事か。
レスリーハワードと、メルファーラーが同一人物だと思ってた、、失礼っ( ˙-˙ )

ロシア文学への苦手意識が強くて、文庫本に挑戦して途中離脱した作品〜
やっぱり映像美もあってか、分かりやすいことこの上ない。

オードリーが美しすぎる、、
戦争自体についての意見はとりあえず置いといて、戦闘シーンの再現が見事と言うほかない。この時代のハリウッドでしかできなかったお金と力の掛け方…
100近い騎馬兵が草原をかけるシーンは圧巻。
ナポレオンの描き方もいい。
オードリー演じるナターシャが“間違い”を経て成長する様、原作者トルストイ自身を反映しているらしいいかにも文学青年なピエールが戦争を経て成熟する様、ナポレオンの隆盛から翳り、戦争をする人間における誇りと愚かさが同時進行で描かれていく。よい。

余談だけど初めて動いているメルファーラーを観た。全然格好良くない…と思っていたのを撤回します。品のある身のこなし、バランスの取れた長身…オードリーの好きになっただけある人だった
三時間半という長編。とにかく生きれば何とかなるというメッセッージは分かったが、ストーリーはなんかちぐはぐで、無駄に長い感じでした。世界史のお勉強には良いかも。にしてもオードリーは美し過ぎます!
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