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戦争と平和のRのネタバレレビュー・内容・結末

戦争と平和(1956年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

小説は一回読んでて、戦争を体験して(する前も)どんどん人間性に磨きがかかるピエールにウッ🥺ってなってて(戦争を肯定してる訳じゃない、自分の人生に立ち向かい続ければ戦争がなくとも人間性に磨きはかかると思う)、ナターシャの良さがほとんどわからなかったけど、さすがオードリー・ヘップバーン…良さみが少しずつ分かりました😌

戦争と平和を読んで思ったけど、人類は一種の集団と集団の中の個人と個人とではどんなに残虐なこともできてしまう。そして一部(大多数の場合も)はそれに高揚感を抱いたりする。人間を殺すなんて理性がなければ案外容易いものなのかも(1937とかフルメタルジャケットとかもう一回見ようu_u)。でも技術が発展して核爆弾が出来てから、戦争はnearly equal 人類の滅亡で、それは避けなければならないと(碇ゲンドウ(同化)とかエレン(滅亡)とかは除いて…)それで大規模な戦争は第二次世界大戦以降起きていない。人類滅亡しない限りテロとか紛争とか命を奪う暴力は恐ろしいことに今でもある。
政治の決定には死が横たわってる。利権とか名誉とか、死に比べたら喜劇だよ。資源がいくら眠ってたってそれがなくて死ぬわけではない(経済がまわらなくなって失業が増えて作物が育たなくなって餓死者とか出るならともかく)でもなぜか戦争に向かってしまうのがいままで。私たちはその運命を避けつづけることはできるのでしょうか?(小説トルストイの考え書いてあるから読んで)今は娯楽がたくさんあって私たち楽しいけれど、それが政治的無関心に繋がって気づいたら戦争でしたとならないでほしい。政治とか愛とか平和とか歌うと馬鹿にする人多いけど、馬鹿はどっちよ?

アンドレイも死地を何度か潜り抜けて人生や愛、宗教に対する態度が二転三転して、ガチで死ぬ間際になって無の境地に達して(?)浮気したナターシャに対して「愛してる…」と言うわけですが、映画は省略されてて???としかならないね…私的にアンドレイはまだ全然わかってない

ピエールも最後の捕虜のシーン(プラトンとの出会い!!!)が小説ではすごく大切だと思うんだけど、映画は心情の変化とか分かりづらいから、うーんって感じ

一番良かったのはナターシャ。良くも悪くも正直で無邪気、それゆえに人を惹きつけてほぼ無自覚に傷つけることもあったナターシャが戦争(残る側として)を経験して、人を上手に愛せるようになったのが伝わってきた。小説では移り気でワガママな(ファムファタル〜〜〜😡😡)だけのイメージだったけどだいぶ変わった。

映画の感想は、オードリーヘップバーン🥺❤️❤️❤️です。(美女とか成功した人って落ちぶれていくパターンが多い気がするけど、オードリーヘップバーンは最後まで美しく生き続けてほんとにすごいし、結構心打たれたけど語彙力がなくて伝えられない)
内容に関しては小説読むべき。私も全然理解してないからもう一回読む。
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