芦屋紀文

未知との遭遇の芦屋紀文のレビュー・感想・評価

未知との遭遇(1977年製作の映画)
3.3
スピルバーグ監督の初期作品のひとつ。

当時の映像技術や宇宙人への関心
具合からしたら相当興味深く、
大スケールの映画だったんでしょう。

宇宙船の描写や宇宙人のリアリティが
素晴らしく、この映画に影響を受けた
SF作品が多くあるのも頷ける。

スケールもすごいし、大作ですが
やはりSF映画で凄いと思うのは
2001年宇宙の旅がダントツです。
この映画とはベクトルは違いますし
比べるのもおかしな話かもですが、
映像表現や先見の明などからも
キューブリックの2001年宇宙の旅は
衝撃度も凄まじく、自分の中では
他のSF映画が霞んでしまいます。笑

とは言いつつも、やはりスピルバーグも
素晴らしい。
今はCG技術も発達して、ハイクオリティな
SF映画ばかりが揃っているので、
どうしても見劣りする作品ではありますが
設定や政府に対する懐疑的な視点も
作家性が出ていて素晴らしい。

ただ、ちょっと間延びしてる感じもあり
もう少しテンポが良くしてほしかったというのが個人的な感想
芦屋紀文

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