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VERSUS ヴァーサスのnobuoのレビュー・感想・評価

VERSUS ヴァーサス(2000年製作の映画)
2.2
美形イケメン俳優時代、そしてウェイヴに傾倒する前の若々しい坂口拓が拝めるアクション映画。下村勇二・山口雄大も含めた坂口拓三銃士はこの時結成されたのか…。
このまま引き締まった身体を維持してボクシングスタイルを極めた世界線の坂口拓が見たいよ…。絶対今より良い俳優になれたって。ウェイヴを馬鹿にするつもりは無いけども、あのアクションは映像映えしないと俺は常々思う。それ以前に坂口拓、そろそろ本気で干されそうな予感が…。

肝心の本編については、格好付けもギャグシーンも全てが滑り散らかしており見るに耐えなかった。ツボに入らなかった俺が悪い、と言えばそこまでだけど。“北村龍平の思う格好良さ”と“俺が感じる格好良さ”の隔たりが大きいんだろうな。
銃が頻出するのに緊張感がまるで無く、はしゃいだ大人がオモチャで遊んでいるかのよう。何言ってるか聞き取れないボソボソ喋りの榊英雄→仕方ないから音量上げる→誰かの叫び声、が繰り返されるのは本当に勘弁してほしかった。5chでよく見る「暗い部屋で家族が飯食ってる邦画コピペ」じゃないんだからさぁ…。
感情移入できるキャラクターが一人も居なかったのも辛い。「エイリアンvsアバター」の伝説のキャッチコピー「勝手に戦え!」が見事に当てはまる。どうぞ勝手に戦って下さいな、と冷めた目線で観ていた。
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