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ジキル博士とハイド氏のウラペコのレビュー・感想・評価

ジキル博士とハイド氏(1932年製作の映画)
4.2
自粛明け劇場鑑賞50本目はミニシアターにしました。

この作品は1885年に執筆された「ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件」という原題の小説を基にした作品です。

ジキルとハイド。
知っている人はとても多いのではないでしょうか。
僕も小学校の頃に図書室でカバヤ文庫の怪人二面相を読破していてなんとなく知っていたのでキャラ設定はジキル博士が薬によってハイドという善と悪に分かれた二重人格が生まれてアメコミのハルクのような存在になるというぐらいは一応認識していました。

まあハルクの元ネタの一部にジキルとハイドが入っているのでそりゃそうなんですけど。。

そして調べて驚いたのがこの「ジキル博士とハイド氏」はユニバーサル・モンスターズじゃない事です。
同年代に「魔人ドラキュラ」、「フランケンシュタイン」、「ミイラ再生」、「透明人間」などそこそこ名を馳せたホラー映画ばかりで大抵その辺はユニバーサルスタジオ配給なのにこの作品はパラマウント・ピクチャーズ・コーポレーションという会社が制作していて他の制作していたトーキー映画と違ってユニバーサルスタジオが権利を持っていないそうです。

次にカットバック演出が良い味を占めていました。
2つの情景を画面いっぱいに描き出す事で前のシーンと後のシーンを違和感なく繋げていたのでストーリー構成も楽しめました。
この時代でPOV要素も取り入れてるので結構好みではありました。
ハイドのメイクアップも「オペラ座の怪人」に匹敵するぐらいのインパクトで良かったです。

ストーリーが進むにつれ段々と善悪が交錯していく状には必見です。

余談
偶には1人映画って良いッスネエエ!!🎬

後、性格変貌もTSFの一種なのでは??笑

半券くれなかったから上映後にくださいいうたら一個前の「アルファヴィル」の半券も貰えたので実質2つ観れたきっぶん!!
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