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サラの鍵のAiTomaのレビュー・感想・評価

サラの鍵(2010年製作の映画)
3.7
ホロコーストを描く作品の一つ。
主人公サラは弟とドイツ人が来たときは壁にある秘密の部屋に入るのよ、と練習をしていたシーンから始まる。数日後ドイツ人が来、弟だけがその部屋に入り姉サラは鍵を閉める。連行されて幾日、アウシュビッツへ行く前に収容されていた所で、家族の友人が口内を刃物で傷つけ、結核の振りをして解放されて行くシーンも印象的。それから一ヶ月到着したサラは鍵を閉めた弟の事が心配で脱出を試みる。見張りにバレるもドイツ人の誰もがユダヤ人に対し恨む気持ちがあり、見逃される。近くの家に入り協力者を得ながら家に戻った時、中からも開けられるだろう部屋だが、弟は言いつけを守り決してそこを出る事なく亡くなっていた。
ストーリーがよく考えられていたが、こう言った隠し部屋やもし来たらの訓練は実際にあった事だと思う。二度とこのようなことが起きないよう過去から正しく学んでいきたい。
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