サラの鍵の作品情報・感想・評価・動画配信

「サラの鍵」に投稿された感想・評価

先日会社の後輩と飲み会をした時の話です。

私自身が戦中の歴史に興味があったので、
いつかオシフィエンチム(アウシュビッツ)に行きたいんだよね〜と、日本酒片手に語ったところ、後輩君から言われました。
「アウシュビッツ?僕、歴史弱いんでわからないです。」
・・・絶句しました。

この映画の冒頭でも同じ境遇の若手ジャーナリストたちが登場します。
パリで起きたユダヤ人の迫害のこと。
しかもそれがナチス・ドイツではなく、(制圧下ではあったとしても)フランス人によって行われていた事実。
そんな風に、歴史が少しずつ忘れられている現代から、作品は始まります。

この映画は史実を受けつつも、そこにフィクションをまぜこみ、一作のエンターテイメントに仕上げています。
ライフ・イズ・ビューティフルや、聖なる嘘つきに近い。
引き込まれるようなストーリーテリングでした。

戦中のシーンと、現代のシーンが入れ替わり立ち代わりしながら、納屋の鍵を必死に守る少女、サラ。そして、その過去を追うジャーナリスト、ジュリアが交錯する画面転換はホロコーストをテーマにした作品の中でも群を抜いて引き込まれます。

テーマの残酷性、非人道的な戦時下の行為は覆せません。
なので、フィクションといえども、このテーマを選んだ映画は、ラストが暗くなりがちです。が、最後のジュリアのセリフに救われた方も多いのではないでしょうか?

彼女が何を言ったのか?ぜひお確かめください。
ナチスの映画は何本か観てきたけどフランスしかもパリのど真ん中でユダヤ人検挙があったのはびっくり。そこから絶滅収容所に移送って酷すぎる。

鍵を肌身離さず持って自分を待ってるって思うサラも出たらダメって約束を守り続けた弟もどっちの気持ちもきつい。
現在過去を行き来するストーリー展開がとても好きでした。
TSUTAYAでジャケ借り。最初は吹き替えで観ましたが、あまりに素晴らしくて2回目は字幕で。その後何度も何度も観て、DVDを購入しました。吹き替えも字幕も訳が秀逸で楽しめました。
人の残酷さや醜さだけでなく、優しさあたたかさも感じることが出来る素晴らしい作品だと思います。
あまり日本で知られていないのが残念です。
ミステリーが好きな方も楽しめるし、最後は明るい前向きな気持ちになれると思います。
ユダヤ人少女サラの生涯を後の女性ジャーナリストが
資料や証言などから明らかにしていく物語。断片的に
しか描かれないサラのエピソードからその生涯は波乱に
満ちたものであったことはわかるが、本人の心情について
描かれるシーンはほとんどない。観る側の想像にまかせる
ということなのかな。不幸な境遇ではあったけど、親切な
ドイツ人老夫婦に命を助けられたり結婚して子供を設ける
ことができたりと、人生で輝いていた時期もあったはず。
真実を告げられた長男が苦悩する心境に共感する。
戦争時代劇といったジャンルかと思います。
いい映画でした。
記号から人にするというコンセプトで、どんどん生きていた人になっていくという流れや、過去を明らかにすることの意味というのが良い事なのかは後々からしか分からないというのは面白かった。
ただ、ちょっと、主人公の記者の人が苦手だった。
レンタルDVDの予告で気になってたやつ〜

全編を通して感じられるサラの真剣な眼差し。

姉のサラは弟だけでも警察から守る為に、弟をクローゼットに入れて「必ず戻るから」と約束し、その扉の鍵を閉めた。サラはまさか自分達が連行されるとは知らなかったので、弟はそのままクローゼットに閉じ込められ、飢え、暑さ、狭さもあり、姉のサラが帰れなかった長い間に悲惨な姿になっていた。(作品中ではその悲惨な姿は映ってないのでご安心を)

"弟を守りたい"という優しさに包まれた気持ちから閉じ込めたが、悲惨な結果となってしまった。

大きくなったサラがどんな子なのか、何をしているのかあまり描かれなかったので少し不思議で終わりました。

このレビューはネタバレを含みます

最後がなあ…あざとすぎるというか
でもノンフィクションととらえればそういうラストも嫌いでは無い
那帆

那帆の感想・評価

4.8

このレビューはネタバレを含みます

過去と現代が交互に流れる。
だからこそ異常さが際立つね。

どういうこと?フランス警察が……?

今より情報の少ない時代。
ホント……警察に言う以外に何ができた……?

やることやっといてお前……!!
その「奇跡」ちゃうんけ!!

ダメだ……子どもと離されるのが想像できない……。
最後かもしれない瞬間に幸せを願って笑顔を見せる事なんてできない……。
自分なら、軍人の腕を振り払って駆け寄ることができたやろうか……。

ジャック!!

ホント、善悪の降り幅がひどいよ。
だからこそ抜け道があって助かったのかも知れんけど。

弟はまだ小さい世界しか知らんかったやろうからね。
それしか選択肢がないからね。
お姉ちゃんもそれしか選択肢が無かったのよ。
その時に考えられた弟を守るベストの行動がそれしか無かった。

いいお母さん。
娘さんが察して本音を言ってくれるなんてありがたいね。
ただ旦那は許せない。
いい人なんやろうけど、結論ありきで嫌。

うぇぇ娘良い子!!!!電話でのやり取りよ!!
良い知らせであろうと期待して!!それしか選択肢無いのよ!!サラの弟と一緒でね!!

日本以外でのユダヤ人の扱いがわからない……。
日本では……少なくとも身の回りでは人種差別を体感したことがないから……。

「絶対に」と言いきる理由はなんや……。収入にさえ問題無かったらええやろ……。

「ウィリアム?」とすぐ返せる娘さん!!自分事ですごい!!

娘さんの名前、予想はできたけどさ……。

涙が止まらない映画でした。
何回フェイスタオル折り畳んだか……何回涙拭くところ探したか……。

同じ人間。国ではっきり区別できるもんでもない、グラデーションで繋がってる相手に何でそんなことが出来るのか……理解できない……。全員では無いんやろうけどさ……。
自己催眠みたいなもんかね。
自分を否定しないために相手が悪いと決めつけた結果かね。
その結果が生きるか死ぬか、その結末を弟を通して見てしまったのがデカいよね……。
息子の命が宗教の違いで誰かに奪われるかもと行動してしまうほどにね。

現代人としては「知る」ことしかできへんけど、「歴史」として知るのと1人の人間の「人生」として知るのとでは重みが違うよね……。
「ジャック」もね、そういう事やろ。
記号ではなく個人名ね。
「顔を与える」ってこういう事やろ。

今のロシアとウクライナなんてお互いの言葉が近いから余計に理解できないやね……。
全く言葉が通じなければ割り切れたんかも知れんけど。

いやこれ100年も経ってないやんか!!
リアルタイムで耳にしてる人おるやろ!!
映画と同じことしてる人結構おるかもしれんな……。

何回もしがんで泣いてしまう……。

ちなみに、初めて「ジフテリア」について調べた。
名前は聞いたことあっても症状とか全然知らんかった。
気道の感染症なんやね。

「英国王のスピーチ」の後に見たのが良くなかったかな……ダメージデカイわ……。
納戸を開けた時のショックは凄まじいものだったろう……こういう悲劇がフランスで起こっていたのだな
masaG

masaGの感想・評価

4.0
観て良かった。フランスでもユダヤ人の一斉検挙があったとは、この映画を観るまで知らなかった。
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