たつや

キング・コングのたつやのレビュー・感想・評価

キング・コング(1933年製作の映画)
4.0
『キングコング:髑髏島の巨神』に備え復習。

昔見た時は分からなかったが、今になって見返してみるとストップモーションアニメーション以外にも様々なSFXやVFX技術が駆使されているのがよく分かる。特筆すべきはコングの実物大の頭部や腕で、ストップモーションアニメーションでは実現できない自然な動きを作り出していて驚いた。コングの表情のクローズアップショットはとても1933年の映画だとは思えない素晴らしいショットである。またマットペインティングやスクリーンプロセス(リアプロジェクション)も多様されていて、実写プレートと特撮プレートをシームレスに繋いだその映像はやはり素晴らしい。この作品が映画の可能性を押し広げたという評価も納得の出来映えである。
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