20年前の作品にも関わらず、今観ても斬新だった。キャストもとにかく豪華。
イェンタウンという架空の設定からその世界を表現する世界観やロケーション、衣装、小道具まで細部にまで徹底したこだわりが垣間見れる。
混沌とした世界の中で疾走する若者たちを緩急がついたテンポやスピード感で喜怒哀楽の感情が揺さぶられ、飽きることなく魅せられた。
ラストシーンのお金を燃やすシーンは、監督なりの資本主義への警鐘を表現していたかと思った。
根底のテーマとしてはお金よりも大切なものがある的な要素が入っていただろうが、
きっとグリコとフェイフォンは2人で一緒にいることが1番幸せだったのだろう。