らどる

レインメーカーのらどるのレビュー・感想・評価

レインメーカー(1997年製作の映画)
4.3
とても考えさせられた1本。

・初めに困っている家族や有名人に相続したいっておばあちゃんにあって困惑する感じがリアルでいい
・彼女を置いて帰ったあとに、雨の車の中でクヨクヨしているシーン好き
・戦いを通してだんだんかっこよくなってくる主人公
・セクションU→多くの人は諦める

『…みんな魔法を僕に期待するだろう。手段を選ばなければできるかもしれない。でもある朝目覚めたらドラモントになっている。
…線を越えるたびに…ジョークになっていく。…そして(有象無象の)”汚れた水の中で泳ぐ一匹のサメ”に。』

彼は正義のために戦い、そのために一線を越えた。その連続が、正義をわからなくさせることを悟った。だから、離れることにした。法律が嫌いになったわけではない。

大勝利なのに、喜ぶ感じは無い。
一般化しすぎかもしれないが、競争(社会)の中で、正義(倫理、理想)は保持できないという、諦めが示されている気もする。

(個人的にはその諦めは大切な女性と別の土地で暮らそうという前向きな方向でのものでもあるので、嬉しかった)
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