レインメーカーの作品情報・感想・評価・動画配信

「レインメーカー」に投稿された感想・評価

みらん

みらんの感想・評価

2.0
●不正だらけの正義●

厳しい社会を生き抜くためには、
競争に勝たなければならない。

そして、競争に勝つためには、時として
不正を働かなければならない場合もある。

ところで、
相手が不正を働いたことを理由に
こちらも不正を働いた場合、
当人に正義を語る資格は有るだろうか。

私は、無いと考える。
しかし、本作の主人公は逆である。

したがって、
本作を視聴していて、個人的には
違和感を覚えずにはいられなかった。

主人公サイドは、
事務所に盗聴器を仕掛けられ、
証言録取も妨害された。

一方で、主人公サイドも、
相手側の会社に潜り込み、
自らが有利となる情報を漁るだけでなく、
個人情報を特定した後に、身分を偽って
有力な証言を持つ人物に接触し、
"会社から盗まれた"書類を
過去の案件に基づき、証拠に用いている。

また、メインストーリーから外れるが、
DVを受けている女性依頼人とともに
彼女の自宅を訪れた際、
正当防衛とはいえ、彼女の夫に
決定的な外傷を与えてしまうが、
あろうことか、依頼人の指示に従って
自分だけ現場から逃走してしまう。
したがって、結果的に、
依頼人だけが逮捕されることとなる。

その後、検察側から、
"女性依頼人の"正当防衛が認められて
晴れて無罪となったが、
主人公が、弁護士としての
自身の取った行動に反省する描写はなく、
単に保身に走っただけという印象を受ける。

依頼人を守るためとはいえ、
相手に危害を加えて現場から逃走し、
その事実を隠匿することは不正ではないのか。

そして、物語のラストでは、
相手側の弁護士を引き合いに出した上で、

"全ての弁護士が、その気はなくとも、
少なくとも一度は超えてはいけない一線を
越えてしまい、それを繰り返す内に、線は
永久に消えてしまう"

と、語るシーンがあるが、彼自身、
超えてはいけない一線を越えたからこそ、
依頼人を救い、愛する人を守ることが
できたのではないのか。

己の不正を棚に上げて、
中途半端な正義感を盾に
弁護士業そのものを否定することは、
自らが軽蔑している弁護士以下ではないか。

不正を働いた以上、正義を語る資格はない。
しかし、依頼人を守るために全力を尽くす。
私には、相手側の弁護士の方が立派に思えた。

そもそも、弁護士に限らず、
社会に生きる者の多くが
日々の生活を送る中で、良心の呵責に
苛まれる事態に直面しながらも、
己の信念に従って必死に生きている。

本作の主人公に限らず、
己にとって都合の良い正義を振りかざして
他人を攻撃する卑怯な人間は、
現実世界においても少なからず存在する。
そして、彼らのその安直な正義感が、
自殺者を出す等の社会問題となっている。

映画の中だけでなく、
現実世界もまた、世知辛い世の中である。
むぅ

むぅの感想・評価

3.1
正義感溢れる主人公と、そこまで分かりやすく描くかっていう悪役の本当に分かりやすいストーリー。20年以上前の作品だけど、社会問題とか家庭問題とか、今と変わらないところにちょっと気持ちが暗くなってしまいそうに。
しかし、マットデイモンが若い。
大手保険会社相手に闘う、新米弁護士。保険会社の汚いやり口を暴き、傲慢な相手側の弁護士をギャフンと言わせて、痛感。
いつもながらダニー・デビィート、いい味出しているなあ。
wakana

wakanaの感想・評価

2.8
授業の課題で見た。

権力やお金、弱い立場の人達は今も変わっていないのではないかと思う。
このレインメーカーでは、保険会社の明らかな悪事が露呈したことにより勝訴が決まったけれど、結局保険会社は破産。お金は支払われることはなかった。勝訴できてよかったとは思うが、破産したからと言ってお金が払われることがなくなってしまうことなんてあるのかなと疑問に感じた。

レインメーカーの意味"雨が降るように大金を稼ぐ弁護士"いいなぁ^ ^と思ってしまった。しかし、そこに垣間見える弁護士として一線を超えてしまう恐ろしさ、真の正義とは何かを考えさせられる映画だった。

マッドデイモンがブラピみたいでかっこいい❣️
わかりやすい成長物語の中に考えさせられるものがある。
クレア・デインズがこの頃は華奢でかわいい!
どうやら裁判もの好きなようでおもしろくてあっという間でした!
Sadasan

Sadasanの感想・評価

4.2
歳いくと古き良きものが懐かしい😘。
黒澤監督がよく原作とした作家、山本周五郎のは、貧しき者をトコトン食い物にする、富める者をあぶり出す物語をよく描いたが、共通するモチーフがこの法廷劇にも読み取れる。
黒澤を愛したコッポラも、もしかしたらその様な思いがあったのだろうか?
マットデーモンの青年弁護士の爽やかさ、脇を固める俳優陣の演技力、その素晴らしさを絵に留める監督の力、そのすべてがGood Job❤️
Yoko

Yokoの感想・評価

3.5
裁判の映画はおもしろい。
ちょっと古い映画だけど、権力やお金対弱い立場の構図、報われない弱い立場の人達、今も全然変わらずだなって思う。
今は一部の政治家にほんと思う。
自分の見えない人?関係のない人はどうでもいいんだろうな。
AB

ABの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

20年以上前の映画だった。

ストーリーも良く覚えてなくて。なのになぜかすごくココロに残ってて。改めて観たらそれが理解できた。
この映画すごくオシャレだ。

裁判・法律・医療保険とかすごーく重たい話なのに音楽・キャラクター・衣装とかのオシャレマジックで楽しんで観れる。
クスっと笑えるジョークが良いアクセントになってるナ。

レインメーカーってゆーワードに憧れてたまーに自分をそう比喩してる。
そして。コッポラ映画だとエンドロールで知った🎞
tomo

tomoの感想・評価

3.9
若き弁護士の奮闘劇!物語に感情移入して見入ってしまいました。フランシス・フォード・コッポラ監督の作品大好きです。
たけ

たけの感想・評価

4.4
マッドデイモン演じる新米弁護士が正義とは何かを追い求める。

おもしろい。

今回の件はあきらかに保険会社の裏の顔が露呈され、勝訴に持ち込めたわけだけれどもどちらにも弁護士がつく裁判の上ではどちらにも正義があると思う。依頼人がついてるわけだから。

そこでいつのまにか超えてはいけない一線を超えてしまっている事に気付いた時にはもう遅いのかと。

最後考えさせられました。

正義とは何か
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