ちゅんり

レインメーカーのちゅんりのレビュー・感想・評価

レインメーカー(1997年製作の映画)
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ジョン・グリシャムにフランシス・コッポラとは。

本当は「グッド・ウィル・ハンティング」を観たいんだけどなかなか無料視聴出来ないのよね…
なんかマット・デイモンがなぜこんなにもてはやされるのか分からないまま何十年も経つ。ディカプもなんだけど、このシャクレと顔の真ん中殴られた感じの顔のどこに魅力を感じるんがら結局分からん。
背も高いしシュッとしてるけど、総じてかっちょええんでしょうけど、単純に好みじゃないのよね、


いや待て!
この作品は良い!!
薄々気づいてたけど、若い時はええんや、ディカプもやん?かんわええな。

いや良いってのは作品そのものも。
90年代くらいまでかな、余計な部分がなくてサクッと話が始まり、ズルや嘘や適当なところ織り交ぜてどんどん進んで行く。観てる側を一気に引き摺り込んでくる映画、最近そういうのないよね。
前置きが長くて、ひとりひとりの説明台詞が長くて、どうにか入った本筋も面倒に前になってくる様なのが増えてる気がする。かと思うと飽きられないようにすごいCG使ったりね。
ダメってことではなくて、こういうのも大事に作り続けてほしい。エンタメなんだからさ。
役者さんもみんな味わい深い。全てにそれぞれの魅力が詰まってる。

弁護士新人過ぎて、なんならジョニデアンバー裁判を見尽くしたこっちのが裁判(見学)に強い(は?)もんで、ああそこで立て!オブジェクションや!!とかつい力んじゃう。
「レイン・メーカー」作中一度しか使われない言葉。金満体質の企業と低所得者層の歪んだ話。
この構図は本当にいつまでもなくならない。むしろ事態が悪化してる。映画が社会風刺として捉えられても、それが社会を変えるムーブのキッカケになることもない。

作り話でもリアルでも、すごく楽しくスッキリしない。この世の中を私はいつも嘆いてるな←
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