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陽暉楼のgaのレビュー・感想・評価

陽暉楼(1983年製作の映画)
3.5
五社英雄5作目
五社×宮尾登美子3作目
というか高知三部作らしい、なるほどー

「櫂」を先に見たので、
緒形拳の女衒業お仕事編という趣
「櫂」は家庭編(緒形拳不在がち) 
十朱幸代気分で観るのもありでしょうか

今作は池上季実子
子供の頃に見て、なんと美しい!と
慄いた女優、池上季実子(ちょい魚顔)
その白塗りも普段化粧もやっぱり好み♡
対する浅野温子の弾ける若さも堪らない
何故緒形拳とそんな関係になったのか
少し不自然に思えてしまう2人の関係を
掘り下げて欲しかった気もするけど。。
洋装ワンピと帽子で不貞腐れるシーン好き

日本髪の丸髷で芸妓衆が大奥バリに廊下
をしなしなずんずん来るシーンも最高!
西川峰子の迫力も仙道敦子の成長も
それぞれのサイドストーリーもっと!
と欲が出てしまう

その分ね、ヤクザとの絡みとか倍賞千恵子
とのなんだかんだとか話が中途半端に派生
してまとまらない感があったのが惜しい
小説の方がその辺は良さそうね

浅野温子のチャールストンからの
キャットファイト@化粧室、水大放出が
やっぱり名場面だったので満足

時代とはいえ無責任な男にイラつくより、
逞しい女性たちの不幸を見て見ぬふりして
豪華絢爛、造られた華やかさを楽むも有り

温泉キャットファイトも良きでした
あの場に踏み込まれて暫く言い訳しよう
とする旦那、無駄過ぎで良し!
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