トノモトショウ

チャップリンの黄金狂時代のトノモトショウのレビュー・感想・評価

チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)
3.0
元々はサイレント映画だったものにチャップリン自身が音楽と解説を入れたトーキー版を観たわけだが、明らかにそれは失敗だった。彼のコミカルな演技や、ストーリーを彩るはずの哀愁といったものが、余計な音が介入することによって幾分掻き消されてしまっている。とはいえこの作品がコメディの金字塔と言われるのにも頷ける。オーソドックスではあるが、その分「笑い」の全ての要素が盛り込まれているのだ。