えいが

乳房よ永遠なれのえいがのレビュー・感想・評価

乳房よ永遠なれ(1955年製作の映画)
4.0
授業で1930〜60の作品沢山見てるけど、ここまで心が動いた作品初めて。
自分より歳上の人の話だし、病気にもなったこともないし、子供もいない私だけど感情移入せずにはいられなかった。授業で見てるから号泣しないように気をつけた、泣いたけど笑

女性として、母として、詩人として、生々しい葛藤が描かれてた。人間の醜の部分がとても美しかった。
旦那に浮気され、弟の結婚は上手く祝えず、友人の旦那に思いを伝え、乳癌に絶望してる最中に素敵な男性に出会い、存在意義を確かめるようにせっくすして、、人間としての葛藤が詰まってた。我慢と欲望のままに。
女性監督じゃなきゃこの描き方はきっとできなかった。素敵な作品。
えいが

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