Monica

愛するのMonicaのレビュー・感想・評価

愛する(1997年製作の映画)
3.4
全体的に演劇みたいなカメラワーク、演出が新鮮で面白かった 
原作「わたしが・棄てた・女」は恥ずかしながら未読なのですが、
遠藤周作の、日本を舞台にした作品を読んでる時に、この雰囲気を映像化するならこんな感じだろうな、と頭の中で思い描いていた通りの映像だったのでびっくりした。陰鬱な雰囲気と、世界の矛盾をてらいもなく映し出すところ、色濃くただようカトリシズムのイメージがすごくよくて見入ってしまった

以下感じたこと
・渡部篤郎演じるクズ男の話かと思いきや割と一途で普通にいいおとこだった
・連れ込み宿に仲居さんいるのまあまあ嫌だ
・ハンセン病の人を隔離するのに機関車で輸送するのはわかるけど、同じコンテナに羊いるのウケる(迷える子羊ってこと?)
・聖母マリアとしてのみっちゃんなら、吉岡さんは何の象徴なんだろうか、
Monica

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