m

アキラ AKIRAのmのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
4.0
当時の人間じゃないのでこの映画が公開されたときの衝撃が分からないのが惜しい。
大友克洋と評価を色々調べたが、当時デフォルメや劇画を見慣れた人たちからすれば、いきなりこんな作品が出てきたらそりゃびっくりするし話題になるだろうなと納得。
音楽のつけ方や映像の見せ方が「映画」だった。「アニメ」ではなく「映画」。
彩度や画質はどうしても古く見えてしまう(現代の技術を比較対象にせざるをえない)が、画面の緻密さに圧倒される。人物の画風も有り体に言えば「古い」がやはり「リアル」で、要するに「今っぽくない」とか「苦手な画風」だからと敬遠するよりは一見しておくべき。アニメや映画を観たときの琴線の感覚が底上げされると思う。
少しグロいのでその点は自己責任で。
個人的に原作未読だが原作者が監督なので劇場版は劇場版として受け入れるつもり。
m

m