やまだ

天使の涙のやまだのレビュー・感想・評価

天使の涙(1995年製作の映画)
3.4
香港へ行くので久々に。

当時の空気が蘇ってくるような映像で少しの気恥ずかしさを感じる。
香港の、うるさくてうだるい夜の雰囲気が凄く伝わってくる。

お話は「恋する惑星」の1エピソードとして作られたけど改めて一本に、という事で続編と言うよりはセルフリメイクという感じなんでしょうか。

今見返すとカーウァイ作品の登場人物達は通して、人間は孤独な生き物で普遍的な愛を求め彷徨っているのだと、配置され続けている様な気がします。
「子供のまま、父さんと居たかった」
このセリフに監督の寂しさを感じる。

しかしレオンライが殺し屋の割になんだか普通の男で笑ってしまう。カレンモクと出会った時の「!?」って顔がかわいすぎるww
どうでもいいけどこの時代はあの狭さでもちゃんと風呂桶あったのか…そして今更気付いたけど金城武が勝手に開けてたデリカもミッドナイトエクスプレスなのね