Miyashita

ラストキング・オブ・スコットランドのMiyashitaのレビュー・感想・評価

4.1
フォレストウィッテカーが、アカデミー主演男優賞を獲った映画ってことで鑑賞。

俺の知ってる彼ではなかった…!

「チャーミング」という形容詞がドンピシャな笑顔が印象的な人だが、この作品ではウガンダの独裁大統領アミンを演じ、物凄い怖かった。まさにサイコ。

あの笑顔も作中健在だからこそ
光と影のコントラストが強すぎて!
少しでも刺激したら、思いっきり爆発しそうなギリギリの演技が、とても緊張感ありました。

あのフォレストが…。
逆ゲイリーオールドマンというか、黒人版石塚英彦というか、そんな温和そうな彼が…。
んー、怪演でした。素晴らしい!

同年、アカデミー主演男優賞に「ブラッドダイヤモンド」でノミネートしたディカプリオが、受賞逃したってのも
対抗馬がこれじゃ仕方ないね。

ジェームズマガヴォイは、アミンの白人主治医役!この人も迫真の演技でとても良かった。ただ、このキャラクターは架空の人物とのこと。なーんだ。
大統領夫人との不倫とか、なかなか痺れる展開だったけど、あれも作り話かいな。

アミンは、アフリカ版金正日って感じ。
こんな人もいたんだねえ。しかも結構最近だし。世界史疎いから勉強になりました。

ウガンダの恐怖政治を
エグく、ときたまグロく描いた本作品。
見るのは要注意ですが、息を呑む演技と、緩急ある音楽で見応え抜群でした!

関係ないけど「ルワンダの涙」も見たい。
Miyashita

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