OBL1VIATE

エターナル・サンシャインのOBL1VIATEのレビュー・感想・評価

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
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日本版のイケてないパッケージで勝手に「観なくていい作品」と判断していたが監督がミシェル・ゴンドリーだと聞いて観ることにした。
ストーリー自体は相当ありがち。ただ、時系列を敢えて混乱させることによって、二人ともお互いの前情報が「ない」状態で出会ったという感覚を観客に共有させてる辺りは、同系統の他の幾多のフィクションではあまり見ない構成かも。
見るべきはテンションの低いジム・キャリーと夢(記憶)の世界の移り変わりのシーン。後者の世界観はミシェル・ゴンドリーの得意とするところ。

自分は夢の中で夢だと気づいてしまった時、端から世界が崩れてホワイトアウトしていってしまうことが偶にあって、そういう時は必死に逃げ続けるんですが、一度こうなってしまうと、崩れていく世界を自分の想像力や記憶力で意識的に猛スピードで再構築し続ける作業が発生するから本当に大変で、朝起きたらめちゃくちゃ疲れてるんですよね…それこそ会社サボってモントークへ行きたいレベルで。
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