時は幕末。
死罪覚悟でイギリスに密航する5人の長州藩士の物語。
長州と言えば、最も攘夷(外国人は追い払うべし)思想が強い藩。
敵を倒すにはまず敵を知る事。
藩に異国の技術を持ち帰るため…が、実際にイギリスで見た光景に度肝を抜かれる訳で……
井上聞多の「ハッハッハッハッ…バカらしゅうなってきた！この国をみぃ、30年も前からトレインっちゅうもんが走っちょる…こねぇな国にワシらが勝てる訳がねぇ！我が国へぇって来る偉人たちを片っ端から斬れ言うちょる…それが攘夷なんかのぉ？ワシぁバカらしゅうなって来たぁ…」
まさにこれが実際に広い世界を見た男たちの素直な思いやね。
想い(志)は藩から日本国へと…
その後日本に帰国したこの5人によって日本でも文明開化、産業革命が進み、今の教育、政治、産業と近代日本の基盤が出来上がっていくんやけど…はい、そこが見たかった！
イギリスで奮闘する5人の姿はもちろんの事、帰国後のこの5人たちの奮闘ぶりも見たかった！！
