こん

酔いどれ天使のこんのレビュー・感想・評価

酔いどれ天使(1948年製作の映画)
3.6
1948年公開の黒澤明監督作品7作目。
戦後の風俗描写が興味深い。若いやくざと酔いどれの医者(といってもそこまで泥酔はしていない)の関係性に焦点を当てているが、描き方に慈しみを感じる。

ラストの展開は名シーンと唸りたくなる部分と安っぽさが混在されてていて何とも言い難い。全体を通してときおり演出・演技に安っぽさを感じる一方、松永役三船敏郎の演技には感嘆。

2020年197作目
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