haizi

血と骨のhaiziのレビュー・感想・評価

血と骨(2004年製作の映画)
3.1
超絶利己的な、パワハラDVおっさんの行く末。

ああ。。。なんだかこれ駄目だ。
バイオレンスとかグロとかゴアとか胸糞とか、かなり耐性ある方だと自認してたんだけど。これはちょっと駄目だった。

野蛮で暴力でしか主張できない奴。暴力で他者を屈服させて自分の欲望を満たそうとする奴。
それでしか他者とコミュニケーションとれない奴。
こういう奴、いる。
身近にもきっといる。
国籍とか、北とか在日とか、関係ない。
こんな奴が身近にいたらどうしようもない。
そんなコトイメージしちゃって不快で気分が悪くなる。

この不快さも、不穏な北野武の存在感あってのことだろう。

といいつつ印象に残ったのは中村 優子さんという女優さん。
失礼ながら、この方の事を存じ上げなかったのだけれど、“こんなに腹の座った芝居をする女優さんが日本にいるんだ!”と感動を覚える演技だった。
この方のほかの演技も是非観てみたいな。。。

かなり不快で、今も気分は重いけど、ここまで感情が震えたんだから良作だったってコトなのかな。


しばらく肉はいいや。。。
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