フライシャー監督が「ソイレント・グリーン」(1973)と「マンディンゴ」(1975)の間に作った、アメリカン・ニューシネマな青春西部劇。
ウィル(ゲイリー・グライムズ)レス(ロン・ハワード)トッド(チャールズ・マーティン・スミス)の親友3人組は、傷だらけで倒れていたお尋ね者スパイクス(リー・マーヴィン)を介抱し逃がしてやる。その夜ウィルは、スパイクスに馬を譲ったことを父に知られ厳しい折檻を受ける。家を飛び出したウィルに二人が続き、自由を求める旅が始まるのだが。。。
3人がスパイクスを救った時点で予想したその通りに話が進んでいった。言わば予定調和的なわかりやすい映画だった。若者たちが旅を通して何も変化しなかったのが青春映画としては物足りない。彼らはスタート台にさえ立てなかった。
filmarksでは、フライシャー監督作の中で「その女を殺せ」(1952)に次ぐハイスコアとなっている。同意は出来ないが興味深い事例だ。