櫻イミトナさんの映画レビュー・感想・評価

櫻イミトナ

櫻イミトナ

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

4.5

廃れた街のロケーションとタ探れた世界観が最高に好みだった。作り物感がなくリアルな感じも良い。つげ忠雄の漫画を連想した。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.0

アメリカでは上映されずネット配信のみ。丁寧に作られたスリラー。だがストーリーがオーソドックスで意外性は感じられなかった。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.9

最後までとても面白く映画としてはスコア4.0以上と思うが、繰り返し観たいとは思えなかったったのでこのスコア。こだわりある映像表現がストーリーともシンクロしている理想的な映画。経験者以外にはわかりにくい>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

2.5

映画というよりライブ映像。アメリカでは上映はされずネット配信のみ。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

巨匠による貫禄ある巨編だった。従来であれば男同士の名誉をかけた決闘とというエンターテインメントで突き進むところを、女性を主役に据え問題提起を両立させているのが新しい。決闘シーンの迫力も見事。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

同じ現代の東京で別の世界を暮らす2人を対比させながら人間のちょっとした機微が細かく描写されていて味わい深い。小説読後のような気分になった。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

シナリオが面白い。主人公はかなりエキセントリックで共感はしにくかった。映画の中で「狩人の夜」を観ているシーンがあり曲も使われているということだが1回観た時点ではそこにどのような意味があるか関連性はわか>>続きを読む

午後の網目(1943年製作の映画)

3.5

これまで存在自体知らなかった。まだまだ勉強が必要。制作は1943年なので1920年代の初期アヴァンギャルド(ブニュエルや衣笠貞之助)の次のムーブメントの一本。監督・主演で舞踏家のマヤ・デレンのルックが>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.5

登場人物をいじめ抜くシナリオパターン。最後まで粘り強く描いている。「自分正義を押し付けることの横暴」といいう切り口は斬新。しかし押しかけるマスコミや店への嫌がらせがあまりにも誇張されリアリティに欠けて>>続きを読む

ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

3.0

冒頭からのロケーションや雰囲気はフィルムノワール感に満ちとても好みで、そのまま前半は楽しめた。しかし中途から回想演出に回りくどさを感じてしまった。回想をもう一段、主役の幼少期までさかのぼれば、自業自得>>続きを読む

ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

3.0

ゴールデングローブ賞受賞作品。5年を費やしたストップモーション(クレイアニメ)の労力には驚く。「まるでCGのようで凄い」とのレビューを見かけるが、ならばCGで作ったほうが良いのではないか?スタジオライ>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

マルチバース(多元宇宙)という新機軸を最大限に活かした比類なきキャラクターエンターテイメント。今作を楽しむためには、前2作は当然として、サム・ライミ版3本、アメイジング2本を観ておくことがマスト。過去>>続きを読む

魂のアソコ(2002年製作の映画)

3.5

記録漏れ。
1990年制作の人物画『あたしはもう お嫁にはいけません』で知られる立島夕子の怪演に尽きる。女性として最も醜い思われる姿をさらけ出している。

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.0

主演が声は良いのだがルックスは合ってない感じだった。

遊星よりの物体X(1951年製作の映画)

1.5

地球外からの未知の危機に対して登場人物たちの恐怖や緊張感があまり描かれず、共感しにくい演出だった。この内容なら「ウルトラQ」のような30分尺程度が良かったと思う。敵を撃退する際の光学合成は当時のものと>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

60年代カルチャー+ダリオ・アルジェント監督(ジャッロ映画)風味=楳図かずお「おろち」in ロンドン。今年は70年代カルチャーの「クルエラ」、ジャッロ映画リスペクトの「マリグナント」が制作されていてち>>続きを読む

ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団(1974年製作の映画)

2.5

記録漏れ。
仏像由来のウルトラマンとインド神ハヌマーンの並び立つ姿は興味深い。
しかし、大勢で一人を攻撃するのはウルトラの美学に反している。
「仏様を大切にしない奴は死ぬべきなんだ!」

スコピオ・ライジング(1964年製作の映画)

2.5

「狂い咲きサンダーロード」の元ネタ(ウソ)。この時代にライダース美学が確立されていたことに驚き。

堕落 ある人妻の追跡調査(1992年製作の映画)

3.0

実相寺昭雄監督エロス3部作の3本目。
三部作の中で最も完成度が高い。ワープロや写経など小道具の使い方も面白くオチも良い。ただ、三部作を通して言えることだが、監督のミューズである主役・加賀恵子をどう思う
>>続きを読む

バーバレラ(1967年製作の映画)

3.0

キッチュでセクシーな画面が次々に出てきて楽しめるが、シナリオと演出は行き当たりばったり感が強く後半は少し飽きてくる。そのいい加減さもひっくるめて、ジェーン・フォンダの容姿やインチキ臭い機械の数々は秘宝>>続きを読む

アポロンの地獄(1967年製作の映画)

4.0

あまりにも有名なギリシャ悲劇「オイディプス王」の映画化。原題も「オイディプス王」であり、「アポロンの地獄」というひねった邦題はいまいちだと思う(アポロンとは「父を殺し母と子を作る」と神託(予言)を告げ>>続きを読む

血とバラ(1961年製作の映画)

3.5

女吸血鬼カーミラの現代劇。過激さはなく幻想怪奇ロマンで貫かれている。澁澤龍彦が愛好し自ら責任編集した雑誌名に引用している。

血と薔薇宣言 澁澤龍彦
『血と薔薇』は、文学にまれ美術にまれ科学にまれ、人
>>続きを読む

テオレマ(1968年製作の映画)

4.0

脈絡がわかりやすく描かれていてとても楽しめた。パゾリーニ監督の入門編として良いのではないか。現代劇の中に荒野、神話性、変態性が織り込まれている。「奇跡の丘」はキリストによる宗教革命だったが、今作は性に>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

2.0

予告編が全てであり、本編は間延びして感じた。

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

シンプルでアクションも迫力があり気軽に楽しめた。尺が短くて少しだけ物足りなかったがポストクレジットが全部持っていった。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.0

映画好きの居酒屋マスターのオススメで鑑賞。女子高生殺し屋コンビの精神的自立の物語。コンビの一人を演じているのが本職スタントマンの女性でとにかくアクションがすごかった。清々しいくらいにあっさりと殺人を遂>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.0

映画が始まってすぐ、主人公が後頭部から血をだしたところで話は読めてしまった。それからはずっとジェームズ・ワン監督の演出を楽しんだ。前半はアルジェント風味、後半からクローネンバーグ風味で、他にも過去映画>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

SFエンターテイメントがシリアス風味で成立していた。砂の世界、メカや怪物もオリジナリティがあり楽しめた。

火まつり(1985年製作の映画)

3.5

中上健次脚本の日本のカルト映画。音楽は武満徹。海と山に挟まれた熊野紀州の小さな町を舞台に、土着的な人々と神話的な世界を融合させ描く。オスとメスのフェロモンを発する伐採作業員(木こり)の北大路欣也とスナ>>続きを読む

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