1962年(昭和37年)制作。東宝のハードボイルドな女性ビジネスマン映画。
銀座の広告代理店に勤める27歳の律子(司葉子)は同僚の男たちと対等に渡り合いバリバリと仕事を進めている。現在は新発売の目薬>>続きを読む
サイレント期ハリウッド最初のスター女優、メアリー・ピックフォードの最初期長編で、彼女の人気を決定づけた作品。身長154cmと小柄な彼女は小さなガラスの靴を残すシンデレラ役に合っていたと思う。
物語は>>続きを読む
サイレント期ハリウッド最初のスター女優、メアリー・ピックフォードの後期代表作。南部が舞台の子供残酷スリラー。「雀」とは映画に出てくる聖書の言葉から。
アメリカ南部。町はずれの底なし沼に囲まれた農園に>>続きを読む
2020年に逝去した映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネの生涯を本人インタビューを中心に描くドキュメンタリー。彼が音楽を手掛けた映画の中から50本以上が紹介される。監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」(>>続きを読む
カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作。実話ベースを元にした植民地キリスト教布教の悲劇。監督は「キリング・フィールド」(1984)のローランド・ジョフィ。原題は「The Mission(使節団)」。>>続きを読む
ハリウッドで初めて年間100万ドル稼いだスター、メアリー・ピックフォードの初期短編。デビュー1年目のリリアン・ギッシュがエキストラ出演。「紳士は金髪がお好き」の原作者アニタ・ルースの最初の脚本。
メ>>続きを読む
ディズニーランドのアトラクション、スプラッシュマウンテンのモチーフ元であり、ディズニー初の実写映画(一部はアニメとミックス)。主題歌「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」がアカデミー賞歌曲賞受賞。助演のジェ>>続きを読む
映画評論家の双葉十三郎さんが、批評した8900本の中からベスト15に選んだ一本。ディズニー製作のエンターテイメントな自然ドキュメンタリー。
3年間かけてカメラに収めた24種類の水鳥の生態を、楽しい音>>続きを読む
原爆サスペンス映画の先駆作。イギリス各所の全面協力による無人のロンドン市街描写で知られる隠れた名作。
英国首相に科学の教授から脅迫状が届く。「政府が核兵器の製造を中止しなければ、一週間後の正午に新型>>続きを読む
1936年(昭和11年)に作られた近未来ディストピア映画。脚本はSFの父、H.G .ウエルズ本人。
1940年クリスマスイブのイギリス。突如、戒厳令が発せられ戦争状態に突入する。以後20年以上戦争は>>続きを読む
日本で最初に公開されたカラー映画。ソ連の戦後最初のカラー映画。
天才石工職人の青年プロコピイチは、石による花の制作に行き詰る。すると、伝説の”銅山の女王”が現れ「一年に一度咲く石の花を見たければ一緒>>続きを読む
国際的に高い評価を受けたソ連のヒューマン・ドラマ。
戦場で思わぬ手柄をたてた青年兵士は6日間の休暇を貰った。彼は遠い故郷へ母の顔を見に帰ろうと列車に乗る。しかし旅の途中、困っている人を見ると捨ててお>>続きを読む
「グランド・ホテル」(1932)でアカデミー作品賞を受賞したエドマンド・グールディング監督による心理サスペンス。「ナイトメア・アリー」(2021)と同原作の最初の映画化作品。原題は「NIGHTMARE>>続きを読む
「犯罪河岸」(はんざいかし)と読む。「恐怖の報酬」(1953)のクルーゾー監督によるフレンチ・ミステリー。
第二次世界大戦直後のパリの下町。ピアノ弾きのモーリスは年下の歌手ジェニーと結婚するが、奔放>>続きを読む
フォード監督本人へのインタビュー、スピルバーグ、スコセッシ、イーストウッドなど後進監督による作品検証、そして、ウエイン、フォンダ、スチュワートなど俳優の証言で構成するドキュメンタリー。。。
「黄色い>>続きを読む
1930年代アメリカのスタータレント、ウィル・ロジャースとジョン・フォード監督による3部作の最終作。ロジャースは本作直後に飛行機事故で急逝し遺作となった。
19世紀末のミシシッピ河。ドク(ウィル・ロ>>続きを読む
1930年代アメリカのマルチタレント、ウィル・ロジャースとジョン・フォード監督による3部作の2作目。本作は後に同監督が「太陽は光り輝く」(1953)としてリメイク。
南北戦争から20年以上たった南部>>続きを読む
1930年代アメリカのカリスマ的マルチタレント、ウィル・ロジャースとジョン・フォード監督による3部作の1作目。
片田舎の開業医ブルは地道で良識的な診療に勤しんでいる。一方で村のウワサ好き達からは、気>>続きを読む
1950年前後を中心に絶大な人気を誇ったコメディアン、ボブ・ホープの代表作のひとつ。日本では本作が一番人気だったとのこと。西部劇風味のアクションコメディ。共演は「紳士は金髪がお好き」(1953)でモン>>続きを読む
「望郷」 (1937)と同原作のフレンチ・ノワール。本作は女性視点で描かれ主演は初期のシモーヌ・シニョレ。監督はルノワール門下のイヴ・アレグレで当時のシニョレの夫。
ベルギーの港町アントワープ。酒場>>続きを読む
記録漏れ。コクトーの初監督作品。「アンダルシアの犬」(1928)と並べて語られるアヴァンギャルド映画の古典。本作の方が取っつきやすい。肖像画の口が手に移り・・・
後の同監督「オルフェ」(1950)で>>続きを読む
ヒッチコック監督「汚名」(1946)などのベテランカメラマン、テッド・テズラフが監督した子供フィルム・ノワール。主演のボビー・ドリスコルがアカデミー少年賞を受賞。
ニューヨークのイースト・サイド、朽>>続きを読む
「群衆」(1928)のキング・ウイダー監督による母モノ映画。主演はキャプラ監督の「群衆」(1941)でヒロインを演じた大人気女優バーバラ・スタンウィック。1923年に出版された同名小説の映画化。
第>>続きを読む
「ドリアン・グレイの肖像」(1945)のアルバート・リューイン監督によるミステリアスな耽美映画。美術スタッフにシュルレアリストのマン・レイ。撮影は「黒水仙」(1947)「赤い靴」(1948)のジャック>>続きを読む
グレタ・ガルボ最大のヒット作。第一次世界大戦時にスパイの罪で処刑されたオランダのダンサー、マタ・ハリの人生を元に映画化。
1917年、第一次世界大戦末期のパリ。エキゾチックな踊り子として名を馳せる絶>>続きを読む
「何がジェーンに起ったか?」(1962)のアルドリッチ監督による探偵マイク・ハマーシリーズの映画化。公開時にトリュフォーやシャブロルが大絶賛した作品。
私立探偵のマイク・ハマーはある夜、クリスティナ>>続きを読む
”最後のヌーベルバーグ”とゴダールが称賛し「ママと娼婦」(1973)でカンヌ映画祭審査員特別グランプリを受賞したジャン・ユスターシュ監督の次作。少年の思春期を描く自伝的作品。タイトルはランボーの詩の引>>続きを読む
「浪華悲歌」(なにわえれじい)と読む。昭和11年制作。溝口監督のトーキー初期作。
電話交換手の村井アヤ子は失業中の父親の借金を返済するため、社長の愛人になることに同意。その後、兄の大学の学費を払うた>>続きを読む
ヴェネチア映画祭で銀獅子賞をとった「雨月物語」(1953)「山椒大夫」(1954)の2本よりも本作のほうが良かった。大映・永田社長の要請で長谷川一夫が入ったのが功を奏したのかもしれない。
山の茶屋で>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
カンヌ映画祭グランプリ受賞作「懺悔」(1984)のテンギズ・アブラゼ監督による「祈り 三部作」第一作。ジョージア(=グルジア)の有名な叙事詩の映画化。
「人間の美しい本性は滅びることはない」・・・ジ>>続きを読む
「メトロポリス」(1927)のフリッツラング監督によるフィルム・ノワール。前作「飾窓の女」(1944)と対をなす絵画シリーズで、メインキャスト3人は両作とも同じ。ルノワール監督「牝犬」(1931)のリ>>続きを読む
「メトロポリス」(1927)のフリッツラング監督によるフィルム・ノワールの代表作。次作「緋色の街」(1945)と対をなす絵画シリーズで、メインキャスト3人は両作とも同じ。
犯罪学の助教授リチャード(>>続きを読む
ドイツからアメリカに亡命したシオドマク監督による「らせん階段」(1946)の次作。フィルム・ノワールの代表的な一本。バート・ランカスターの初出演作。原作はヘミングウエイ。
小さな町のガソリンスタンド>>続きを読む
フランスの大女優ジャンヌ・モローとブリジッド・バルドーが共演した、アナーキーでピンキーなアクション・コメディ。監督は二人それぞれと何度も作品を手掛けたルイ・マル監督。
父親仕込みのアナーキストのマリ>>続きを読む
ブリジッド・バルドーの最高傑作。ルイ・マル監督がバルドー自身をモデルに制作。
スイス・ジュネーブ近郊の湖畔。何不自由なく育ってきたジル(バルドー)は、舞台演出家志望の青年ファビオ(マルチェロ・マスト>>続きを読む
ハンフリー・ボガートの初主演作となるギャング映画。監督は「白熱」(1949)のラオール・ウォルシュ。脚本はその後ボガードと名タッグとなる「マルタの鷹」(1941)のジョン・ヒューストン監督。「ハイ・シ>>続きを読む