チエノスケ

ゆれるのチエノスケのレビュー・感想・評価

ゆれる(2006年製作の映画)
4.5
観終わってめちゃくちゃ興奮している。バイオレンスなシーンがあるわけでもなく、恋い焦がれるようなトキメキがあるわけでもなく、兄弟の気持ちが揺れているだけの映画なのに。
登場人物の気持ち、細かい演出、「ゆれる」というタイトル、何もかもが不安定で、こっちまで不安にさせ、ラストもどう捉えていいのかわからない笑顔。
女性の監督さんだからなのか、切り口が鋭く、演出や映像が繊細で綺麗だと思った。特にお酒が溢れるシーンや、背中越しに会話するシーンなど。
素人なので、この監督のここがいい!!とハッキリ思えたことはなかったが、この映画は、シーンの必要性、こういう撮り方の影響力みたいなのを感じとれた。
素人目からしても素晴らしい監督さんなんじゃないかな。
他のも是非診てみたい。
チエノスケ

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