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デッドマン・ウォーキングのsvnfilmsのレビュー・感想・評価

デッドマン・ウォーキング(1995年製作の映画)
4.0
死刑制度が無くていいものだとは思わない。犯罪に値する償いが“死”であればあるべきだとさえ思う。被害者遺族の思いに共感するのところも大きい。
でも、ずっと、そう思ってたし、それこそが正義だって思ってたけど、この映画を見てなぜか泣いてる自分がいた。わからなかった、被害者遺族の気持ちも彼の犯した罪の重さもわかってるつもりなのに、“死刑”にむかう様子を映画を通して見て、泣いていた。同情?憎しみ?自分でさえ涙の説明がつかない。
”死刑“について、貧富問題、宗教、人間の弱さ、この映画には死刑以上に考えさせられる部分が多くあったと思った。

もうそれならいっそ、相棒も死刑にして欲しかった、いっそ死んでくれたらスッキリした、死刑があって良かったって思えた、そう無鉄砲に思ってしまうのも私という人間の弱さでしょうか、
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