りほ

デッドマン・ウォーキングのりほのネタバレレビュー・内容・結末

デッドマン・ウォーキング(1995年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

当時観ました。考えさせられる内容ではあるけど、被害者家族が加害者の事情を考慮する必要性は感じない。あるとしたら、加害者の為ではなく被害者家族のメンタルの為でいい。この手の映画で加害者側だけではなく、被害者のことを描くのは個人的には当たり前だと思っています。逆にその点に触れていない映画でも私は被害者の犠牲を考えてしまう。葬儀に来てくれた被害者家族に「一生許せないかもしれない」みたいなことを言われてシスターが傷ついた微妙な表情を浮かべる場面は正直、傲慢だと思ってしまった。加害者に寄り添うのはいい。ただ普通に想像力を働かせることすら出来ないのでは本末転倒。惨殺された若いカップルに非は全くないのだから当然でしょう。今も感想は変わらないので、私にはあまり響かない映画でした。スーザン・サランドンは大好きですよ。
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