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追い越し野郎のなのレビュー・感想・評価

追い越し野郎(1963年製作の映画)
4.0
ハリウッド・ロードームービーのような形式を取りながら(ジャンルとしてのロードムービーが流行る前の映画だけれど、それへの影響関係とかが言いたいのではなくて)、ネオリアリズム的な美学を感じた。陰影の強さとか、どこをクロースアップするか、とか。アントニオーニの映画で寝たって主人公が言ってたけど、監督自身はめっちゃアントニオーニ好きなんじゃないかな・・。
男性の組み合わせ(若くて陰鬱な美青年と陽気な中年男性)はホモソーシャルな雰囲気と恋愛感情の紙一重で微妙な雰囲気を醸し出している感じがした。あと、女性たちが結構self-independentでめちゃめちゃ好きだった。
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