すず

明るい瞳のすずのレビュー・感想・評価

明るい瞳(2005年製作の映画)
3.5
兄夫妻と暮らすファニー。まわりは彼女を病気だとか、狂っているとか、そう言ってる。ある日、ひょんな諍いから家を飛び出した。ひとり車を走らせてパパの墓地を探す。その道中で木こりのオスカーと出会った。言語の異なるふたりは、その心でそっと共鳴し合う。

シューマンの綺麗なピアノ曲と物静かな展開に直ぐにウトウトきて、もう眠たすぎて寝ることにした。復活後、案外嫌いじゃない映画だった。こういう事って結構あるから、眠たきゃ寝たほうがいいな。3大欲求のひとつと極限でせめぎ合いながら鑑賞しても、作品に対して全くフェアじゃない笑。

万人に何かを訴えるような特別なメッセージはない。ただ人間が与えられた生を営み、折に触れ慰め合う。人間が本質的に抱える孤独が綺麗な映像の中にそっと描かれている。ちょっと可愛らしいコミカルなシーンに口元がゆるみ、綺麗でお洒落な、いかにもなフランス映画。
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