留々家

ドカベンの留々家のレビュー・感想・評価

ドカベン(1977年製作の映画)
3.5
・面白かった。漫画の実写化のひとつの成功例を見た。
・お話の整合性や展開にツッコミどころはあるが、それ以上に作り手が観客を楽しませようと工夫を凝らしているのが感じられて、そこが良い。
・岩鬼が怒って顔が赤くなる漫画的表現を赤い照明で表現しているのが笑った。岩鬼まわりの描写、演技がとにかく楽しい。
・岩鬼、長嶋、賀間がそれぞれ山田の鏡像になっているのが意味深だった。
・各キャラクターの漫画的なビジュアルが楽しい。柔道部の「目無し」はメカクレキャラで、実写で違和感がないことに驚いた。
・ずっとギャグでやってきて、終盤いきなりシリアスな事実が明かされる場面はハッとした。
・コカ・コーラがスポンサーなのか、看板や商品がときどき映る。コカ・コーラの巨大な赤い看板の前で岩鬼がケンカする(んだったかした後だったか)の画がカッコよかった。
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