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ドカベンのnobuoのレビュー・感想・評価

ドカベン(1977年製作の映画)
3.0
怪作として話題の実写版ドカベン。
youtubeで無料配信中に鑑賞。原作未読な俺が一番驚いたのは“岩鬼が良家のお坊ちゃん”だった件。

「初期ドカベンは柔道漫画だった」というトリビアは知っていたが、まさかその柔道部編を映画に持ってくるとは…。遊戯王実写化したら闇のゲームばっかりやってた的な認識で良いんだろうか。ドカベン役の送球結構良さそうなのに、大して野球やらせてもらえず気の毒。
物語自体は割とシリアス(ドカベンの柔道敗退行為を認めようとしない岩鬼に不覚にも感動…)なだけに、要所要所のシュールな演出が悪目立ちした。これは珍作となるのも頷ける。

昔の邦画の魅力の一つに「街並みから時代性が見えてくる=作り物じゃない昭和を体感できる」点を感じる俺としては、肝心の“昭和街並み要素”が8割方チャチなセットだったのも残念だった。コント番組にしか見えない…。
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