このレビューはネタバレを含みます
戦時のイメージや、男臭いなどのイメージもある応援団の話。
正直、やはり応援団は時代にあっていないなと思うばかりではあった。しかし、それを青春に捧げる人もいて、それで強くなれる人がいるのも事実。それで、楽しみ、達成感を味わうこの映画のような人たちであれば、いいものなのだろうとも思う。
しかし、ことの問題は、そうではない人たちがいるということなのかな、と。罵倒的な訓練が、顕著に悪影響を及ぼしてしまう子はいて、それが強い子ならまだいいかもしれないが、そうでなかったらどうするのということを消化しきれなかった(むしろそういう事を目的としてないと思うのだけれど)。仮に強い子なら大丈夫だとして(個人的に、鬱なり精神的な病は、強い弱いではなく、誰にでも起こるものだと思っているが)、最高のプロと同じようなことを劇中のようなOBOGが出来るのか。恐らく出来ないだろう。この前も、応援団のドキュメンタリーがやっていたが、やはり合宿でハードなOGOB合同練習をしていた。すごい気で怒られ、罵声を浴びというシーンは映っていたが、実情がそうであるならば、やはりまた、時代には合わないだろうと思ってしまう。
