Gocta

忠次旅日記 信州血笑篇のGoctaのレビュー・感想・評価

忠次旅日記 信州血笑篇(1927年製作の映画)
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片岡一郎さんの弁士、藤高りえ子さんの楽士(筑前琵琶)で鑑賞。第2部「信州血笑篇」の一部と第3部「御用篇」を編集したデジタル復元・再染色版。

お上に追われ放浪の旅に出た国定忠治が、世話をしていた遺児を信州で預け越後に潜伏するなどするが、最後は地元上州で御用となるまでを描く。中風で体が動かなくなって行く上に、子分が勝手に盗賊を働いたり、子分に裏切られたりし、更には預けた遺児が忘れられず精神も参っていく忠治の姿が痛々しい。筑前琵琶の演奏ともぴったりで、とても楽しめた。
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