ぱたぱた

東京物語のぱたぱたのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
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初、小津安二郎。
前々から言い聞かされていた通り、構図が美しくて綺麗でした。東京の一番最初のシークエンスで、ずっと家の扉が映り込みながら奥の方に人がいるような、構図をみてすんごい…ってなった。ワイドじゃないスクリーン久々だったのでちょっと変な感じと思いつつ、スクリーンのサイズと中の絵がピッタリ馴染んでいて、違和感は全然なかった。白と黒がパリッと綺麗に分かれているのもいいし、真正面から人を捉えたクローズアップショットも印象的でした。
(この時代の日本の映画全然みていないから、何が小津安二郎特有の技法で、何がその時代一般のものかがわからない…)
ストーリー自体は後半からじんわり面白さが出てきて後半に大事なシーンが3つ4つあるって感じでした。多分これから作品分析のために何回か見るけどたのしみ。
あらすじだけ読めば単なる親子ものだなという感じがするけど、親子ものというより人の人生というか、人間ってどう変わっていくかみたいなことへのクローズアップがいいなーとおもった。
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