東京物語の作品情報・感想・評価

「東京物語」に投稿された感想・評価

あ

あの感想・評価

4.0
いつみてもいい映画!
原節子さんが素敵☆笠智衆さんは安定感ある切なさ。
尾道に広島弁に親に会いに故郷に帰りたくなる作品
ある家族の物語を淡々と、冷静に丁寧に描いていて、でもラストシーンでは、それまで溜めに溜めていた登場人物たちの感情が迸って、ものすごく共感させられる。
こういう家族の物語って、誰しも身に覚えのあることだから、時代や国を超えて支持されてるんだろうな。
烟人

烟人の感想・評価

-
父の実家に行った時に感じた雰囲気と全く同じものを感じる
ここまで人の現実味を出せる映画はない
でも原節子さんの役は役だなーと感じる
いい映画です
職場の薄明るい廊下で黒と茶色の混ざったアイツの死骸を見かけて非常に不快な気分になったが、そういえばこの映画を初めて見たときも奴が途中で現れてちょっとしたトラウマになったことを思い出し、久々に再鑑賞。

やはり小津だけでなく日本映画全体における代表作だけに、お馴染みの画角とリズムは実に心地良くて美しく、まさに映画界の至宝と惚れ惚れする。

内容としてもリア王を思わせる話をここまで長閑に味わい深く描くなんて芸当は小津と野田高梧にしか出来ないことで、この点においても流石としか言い様が無い。

野田高梧といえば、この作品に限らず彼の書く台詞っていうものはどれも調べとか響きとかが耳に良い心地を齎し(だから台詞が頻発しても全然煩いと思わない)、そこに意味以上の力が秘められていると聞いていてつくづく思うが、こういう他に無い魅力がある台詞はどのようにして作られるのかと不思議でならない。

それにしても人間のいる場所それ自体を捉える撮り方は全てのシーンを情緒的に映していて全く情報的でなく、こんな具合に場面を映すだけで感動させてくれる作品こそ真に良い映画だとしみじみ思う。

この時代の小津映画はどれも映像の味わいが頗る良いのだけど、この作品は昔の東京の風景に加えて笠智衆と東山千栄子の侘しい夫妻が良い味を出していることもあって特にしんみりとさせるものがあり、それも小津映画の最高傑作として語り継がれる所以なのだろう。

とにかく素晴らしいと言う他無い愛すべき最高の映画で、何度見ても映像に没頭して時間があっという間に過ぎ去るのが本当に凄い。
Roygbiv

Roygbivの感想・評価

4.5
常に定点カメラで、飽きるかと思ったら全然そんなことなかった。言われて納得、カウリスマキの作品にも通ずるところがある。海を越えたフィンランドの監督にまで影響を与える巨匠の最高傑作。
ただ、郷里を離れた僕がこの作品の良さを語るのは、愚でしかないなとも思う。ともかく、家族をもっと大事にしよう。
ゆいが

ゆいがの感想・評価

4.1
まだ映画というものの文法が発達していない映画史初期〜中期に撮られた作品と考えると、とんでもない映画です。
今の映画の文法ではご法度とされるイマジナリーライン越えを惜しみなく使っています。
特にこの作品カット割り、構図構成を見ていると映画の文法はまだ全く固定化されてないことが再確認できますし、一種の希望さえも感じさせます。
常に伝統を摘み取りながらも、新しさを見出して行かなければならないのだと励みになります。ありがとうございました。
香織

香織の感想・評価

4.0
お久しぶりの小津作品。
今まで観たものとは様子がちょっと違った、けど小津作品でしか湧かない感情があります。

喪服を持たずに駆け付けた紀子だけが唯一信用できました。

素敵だったなぁ、原節子さん。
なつ

なつの感想・評価

5.0
“家族の在り方”を問うた本作、邦画で一番好きです。
亡くなった次男のお嫁さんの紀子(原節子)と義理の両親との関係性…
心を通わせ、“時間”をかけて家族になっていくんだな…血は関係なく…
それを象徴するシーンの数々が好きで涙なくして見られません。
かたや、実の子ども達との描写…
だーれも悪者は出てきません。
悪くはない、自分本位なだけ。
これが大人になるってことなら、大人になりたくないと、青臭いことを思って観てた若かしり頃…
わからなくもないけどと、青臭い反面教師の眼差しで今日も見つめる…少しだけ身につまされながら。
4Kで観る原節子さんが美しく眩しすぎたー。
特に事件が起こるわけでもなく、人にあらすじを語るだけなら面白いとは思えないような映画。でも何でこんな心が動くんだろう。初めて見た小津映画。これを機に小津映画を漁ろうと思う。
tarouman

taroumanの感想・評価

5.0
新宿ピカデリー 小津4K

何度観ても完璧な作品と思う。
若いときに観て、家族を持って観て、親を亡くして観て、その時々で胸にうったえる。
一つも無駄のないカットに完璧な構図。
世界遺産の一本。
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