東京物語の作品情報・感想・評価

「東京物語」に投稿された感想・評価

ユタ

ユタの感想・評価

4.2
笠智衆と東山千栄子演じる老夫婦の穏やかなやりとりが本当に心地いい。尾道弁も。

都会の忙しなさの中で暮らし、どことなく冷めている実の息子娘たちの扱いに、終始切なさを感じつつも、
夫婦の優しさを持った穏やかな言葉の数々に、ものすごく温かみがあって、そこに泣けてしまう。
義理の娘役の原節子もとにかく美しくて輝いているが、
特に東山千栄子の持つおばあさん力は素晴らしかった。

退屈な場面もあるけど、それ以上に記憶に残る切な温かい場面が多い。

正直、小津調とかはあんまり気にして観なかった。

香川京子は2017年も映画に出演してるというのがなんだかとても嬉しい。
山田洋次の映画にも影響を与え、穏やかで、清潔な日本の家族映画を作り上げた傑作。

上から人を映さずに、ローポジションに構えた「小津調」のカメラによって、より登場人物に親近感が出、物語に人間味が出ます。

徹底して「人」を映し出そうとする心意気が見える、時代や年齢や国境を超えて愛される日本映画の金字塔です。

つつましい原節子が美しい。
うお

うおの感想・評価

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初、小津安二郎。
前々から言い聞かされていた通り、構図が美しくて綺麗でした。東京の一番最初のシークエンスで、ずっと家の扉が映り込みながら奥の方に人がいるような、構図をみてすんごい…ってなった。ワイドじゃないスクリーン久々だったのでちょっと変な感じと思いつつ、スクリーンのサイズと中の絵がピッタリ馴染んでいて、違和感は全然なかった。白と黒がパリッと綺麗に分かれているのもいいし、真正面から人を捉えたクローズアップショットも印象的でした。
(この時代の日本の映画全然みていないから、何が小津安二郎特有の技法で、何がその時代一般のものかがわからない…)
ストーリー自体は後半からじんわり面白さが出てきて後半に大事なシーンが3つ4つあるって感じでした。多分これから作品分析のために何回か見るけどたのしみ。
あらすじだけ読めば単なる親子ものだなという感じがするけど、親子ものというより人の人生というか、人間ってどう変わっていくかみたいなことへのクローズアップがいいなーとおもった。
初見は、1980年5月5日に銀座・並木座だった。学生時代に何度か鑑賞した作品である。今日は、デジタル・リマスター版で、久々の再見。 

物語は分かっているので、映画を観始めてから「このセリフはこういう意図で言ったのか、この動作はこういう意味だったのか」などと、この映画の凄さを改めて認識した。

笠智衆&東山千栄子と血のつながりない次男の嫁…原節子との暖かい触れ合いが素晴らしい😊

また、小津安二郎監督作品に欠かせない杉村春子も、見事な存在感🌟
 
やはり映画史に残る傑作❕
購入したDVDで鑑賞。

【あらすじ】
広島県尾道から老夫婦が息子たちを訪ねて上京する。しかし息子たちは忙しくて中々かまってくれず…。

映画と言えばコメディか怪獣や宇宙人が出てくるSFものばかり観ていたので、何気ない日常を描いた作品、特に小津の映画は今まで避けていた。しかしそれではいけないと感じ、思いきってDVDを買って鑑賞。
食わず嫌いの偏見で「ようするにほっこりするホームドラマなんだろう」と思っていたが、実際には思ってたのとずいぶん違っていて驚いた。
まず第一に物語が切ない。心温まる人情物かと思っていたが、皆結構冷たい。影のある照明の影響で何気ない笑顔も不気味に感じた。
そしてその撮り方が面白い。小津調と呼ばれるロー・ポジション(正座した時の目線の高さで固定された低いカメラ位置)やイマジナリーラインを無視してコロコロと変わる視点の切り替えが独特のテンポを生み出しており、本来なら退屈するであろう物語を一気に魅力的なものに変えていた。
また、様々なテーマが内在しており、注目するポイントによって物語が変わって見えるのが興味深い。個人的には全ての登場人物が『美しい星』のような何らかの隠喩に感じ、裏の物語を色々と考えて楽しんだ。
いざ観てみた小津作品は思いの外SF(サイエンスと言うよりもスペキュレイティブか?)であった。やっぱり食わず嫌いはよくないね。年齢によって評価も変わると思い今回はスコアは保留に。

このレビューはネタバレを含みます

この映画を観ていないのに「家族ものの映画が好き」とのたまっていた過去の自分をお母さんの代わりに撃ち殺してやりたいと思う次第です

1953年にこんな物語が作られたのか…とというところにまず感動する。内と外、人と人の間の描き方がエグい
mshradc

mshradcの感想・評価

3.8
日本人の親子の距離感は微妙なのです。そしてそれでいいと再確認出来る温かく叙情的な作品。
この年齢だからか終盤は全てが刺さる

感情は切なさなのか哀しさなのか
Fuhita

Fuhitaの感想・評価

3.0
尾道へ旅行に行く際に、どうせなら、と見た作品。年老いた両親を子供たちが邪険にするのは切なさを感じる。
Sara

Saraの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

なんでこんなにリアルなの。すっかり親離れをした子なんてもう自分の人生に親は用無しで、介護面倒だなーとか思ってる、けど亡くなってしまったらやっぱり今まで育ててくれたから悲しい。かと言ってやっぱりもう他人だからさっさと形見を貰う。
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