お義母さんが傘を玄関に忘れているのに気が付いたノリコさんが「ふふ」って笑って、持って玄関を出ていくところが忘れられない、特に誰も見てないのに、善人の仕草か。
ノリコさんがグッと堪えていて、心に抱えて…
G-04
初の小津作品。これで堂々とシネフィルを名乗れる。とはいえ、カットや構図から彼の特色を見出すまでには至らず。ただ純粋にドライな家族模様を楽しんだ。
親子といえども結局は他人。でも肉親でなく…
ポール・オースターの小説で何ページも使ってこの映画の説明と感想が書かれていて、それがめっちゃ面白かったんだけど、実際に鑑賞してもすごく見応えのある作品だった
実の子からシビアな対応をされる田舎者の親…
大してあらすじ知らずに観たのが良かった。
おじいちゃんの表情と喋り方が何とも切なくて、じんわりとした感じ。
家族それぞれの立場による感じ方の違いが分かりやすく描かれていた。
もっと暖かいイメージかと…
小津映画初見。独特のテンポ感、流動的な画面のつながり等々、観ていて非常に心地が良い。これが映画職人小津安二郎の作品を観ているという感覚?にも関わらず描かれる家族の機能不全なので遅いテンポも相まって観…
>>続きを読む小津監督の代表作。老夫婦が広島と東京を行き来して、周辺人物と同じ時を過ごすシンプルなストーリーライン。
本作では、歳を取るにつれて希薄になる親子関係がありありと描かれる。邪険に扱われる様子は可哀想…
老夫婦が東京に住む子供たちを訪ねる物語を通して、親子の関係、老い、そして人生の寂寥といった普遍的なテーマを、静かで抑制された描写で深く描いています。国内外で高い評価を受け、世界中の映画監督や批評家か…
>>続きを読む映画の恣意性
映画としての強力なメッセージ性はあまり感じないのだが、むしろ映画にメッセージを求めすぎることもいかがなものか?と反省したりもした。
というか、映画におけるメッセージとはなんなのか。メ…
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