東京物語の作品情報・感想・評価・動画配信

「東京物語」に投稿された感想・評価

りせ

りせの感想・評価

4.9
パリ、テキサスのヴィムヴェンダース監督が小津安二郎作品の東京が好きすぎてドキュメンタリーを作ったと聞いて先にこれを見ねば!と思って鑑賞。

日本の白黒映画を見るのは初めてだったけど画の切り取り方とか喋るシーンの撮り方が斬新で面白かった。字幕をつけて見てたら漢字も話す言葉も少し違っておばあちゃんの世代って本当にこんな風に話してたんだって。家族構成が複雑で混乱したけど時代と共に核家族が当たり前になったからかな。私も東京に来て冷たくなったかな;-;?おばあちゃんに電話しよう…
Yuta

Yutaの感想・評価

4.5
こういう映画の系列が、日本のテレビのホームドラマに移っていったのかな?まったりゆっくりと描いているが、退屈には思わなかった。哀しい話だけど、ほんわかした。ゆっくりした穏やかな暮らしと情報に溢れた慌ただしい現在。人間にとってはどっちがいいのかなあ?
kouki

koukiの感想・評価

4.1
その姿からノスタルジーすらも抱けられなくなった「子供」も「東京」もひどく冷たく見える。でも受け入れるしかないのだ。
この手の名作クラシックは1回観ただけでは捉えきれてないように感じてしまう。特にこの作品ではそう思った。
macoto

macotoの感想・評価

4.0
晩春、麦秋と見て行ったが、
東京物語の紀子こと原節子が、未亡人という役柄上、最も控えめで、美しい。

特にしげの両親に対する冷遇には、
胸に刺さるものがあるが、
当時の経済成長とともに、家族のあり方も変容していった時代背景が、

京子を静かに諭す、
紀子のセリフに表れている。
この映画を観るのにオススメな年齢が親になった年齢と、それから孫ができた年齢です。
これらの年齢になるとこの映画の登場人物の細かな心理描写を自分に重ね合わせられる事ができ、より深く作品のテーマに向かい合う事ができると思います。
僕がこの映画を初めて観たのは16歳の頃で、どのキャラクターの年齢にも当てはまりませんでした。それでもこういった家族を持ち自分の人生がもっと大きな意味を持つようになることによって微かに哀しい、寂しい感情に襲われるようになる事を想像すると不安になると同時にそういった大人の感情を感じてみたいという興味にも駆られました。
まだあれから2年しか経っておらず、18の僕はこの映画は素晴らしいとは思うものの、未だにキャラクターの年齢に追いついていません。もう少し大人になってから再鑑賞すれば、もっと感情移入ができるんだろうなと予想します。そういった意味でまさに人生をかけて観る映画だと思います。
mayuuu

mayuuuの感想・評価

-
オースターの「闇の中の男」を読んでたらかなり詳しく東京物語について書かれてたから見てみた。

画面が綺麗で止めたくなるシーンがいくつかあった。最後のお母さんをみんなで囲むシーンとか構図がぱちっと綺麗だった。
3回くらい途中で寝て、ようやく最後まで観ることができた。
この監督の魅力をわかりやすく解説してほしい。
淡々と映像は、家族の人生を映し出す。セリフ、カメラアングル、映像すべてが物語る。今も昔も、普遍的な人々の生き様をスクリーンに出現させた上質なドキュメントを観たようだ。何も足さない、何も引かない。
大人になってからの親との距離感が非常に現実的。誰も悪くなく、それぞれが自分の生活を営んでいるので仕方ないけれど、やっぱりみんな色々思うところもあるんだなぁ。当時の日本の風景や言葉遣いが美しく、滋味深い作品だった。
初の小津安二郎。
よく整理され、反復される構図とセリフからなる映画に、安心して時を任せられた。
その分、最後のカットでは映画内の喪失感との距離の取り方を見失ってしまう。

時間がちゃんと流れるし、親族関係もちゃんと成立している。
構図もリズムも整っている中で、図式に回収されないような生の揺れを安心して味わえる。それでもまだ拾えるものがあるかのような奥行きがある。
非常に後味の良い映画。

蝉の鳴く夏、それも常に晴れ渡っている、というのがまたよろしい。
妻の亡くなった日も朝日は綺麗だったと。
なんと健やかな映画なんだ。
健やかさと安心と、奥行きと。
>|