血の繋がらない紀子の方がよっぽど、所謂「親子」っぽい。
親の元を巣立った子供たちが新たに居場所を作り、親を他人のように冷徹に描いているがそれはごく自然なことだと思わされる。しかし、やっぱり孫より子の…
登場人物がセリフを発したあと、1.5秒の間を置き、意味を含んだ表情を数秒間映し出してから次のシーンへと静かに切り替わる。そのわずかな沈黙と表情の変化によって、語られてない感情が滲み出て、観てる人に想…
>>続きを読む「しかし子供いうもんも、おらにゃおらんで寂しいしおりゃおるで段々親を邪魔にしよる」
はぁ…やっぱスゲェわ、とてつもなく哀愁を感じた。いつまでも色褪せない日本の傑作人間ドラマ。昭和の風情を堪能できる…
授業で鑑賞。
母が死んだ夜明け、父を呼びにいく空のグレーが美しい。
紀子さんが父に言う、「私、良い人なんかじゃありません。」「ずるい人間なんです。」という台詞から始まり、「しょうじさんのことば…
世の中嫌ね。
尾道に住む平山周吉とその妻とみ。東京に住む息子夫婦の家に訪れる。しかし、仕事に忙しく誰にも相手されず、戦争で亡くした昌平の妻である紀子が相手することに。
海外からも絶大な人気を誇る…
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