東京物語の作品情報・感想・評価

「東京物語」に投稿された感想・評価

神佳

神佳の感想・評価

5.0
東京物語だから東京の話かと思ってたら、老夫婦が東京の子供の家族に訪ねる話でした。
笠智衆さん演じるお爺さんは、子供達には忙しいと迷惑がられるけど、孫より子供はいつまでも可愛いと言ってた(ような気がする)から、親はいくつになっても子供の事を考えてくれてるのだなと思った。
笠智衆さんがどう見ても70歳過ぎのお爺さんにしか見えないけど、撮影時は49歳と聞いてびっくり。
原節子さんは御姿も言葉遣いもとても綺麗でした。
zer0ne0

zer0ne0の感想・評価

5.0
迷いなく星5を付けられる名作中の名作。
北鎌倉建長寺、予告編ZEN映画祭、みんなの小津会(二日目)にて鑑賞。
加瀬亮がトークで、(うろ覚えだけど→)「年齢によって見え方が変わるのが小津映画。若い頃と違い、人生で色々な苦労や別れを経験してから観ることで味わいが増す。いま、東京物語を観ると、(笠智衆とのラストのシーンを見ていて)原節子は実はもう新しい好きな人がいるんじゃないか?と思えるようになった。小津映画は氷山のようで、一見その、氷山の一角、氷山の表面だけを観てしまうが、実は奥に大きなものがあって、それが小津映画だ」というような事を、いろいろ話していた。
本当にそうだと思うし、観る人によって受け取り方が色々に違って良い、と素直に思えるのが小津映画だとおもう。
東京物語は、ほかの小津作品に比べ、特にわかりやすいというか、感じ取りやすい映画というか、原節子のための最高の映画というか、もう、笠智衆との最後のやり取りでは涙腺が崩壊してしまう。
自分にとって、東京物語の原節子は最高の女性というか、模範的な最高に人間的な存在。
ローアングルとか、後ろに流れてるもの(長谷川櫂)とか、家族映画だけど実は家の外を描いてる(加瀬亮)とか、色々な見方があって本当に小津映画って、(小津が徹底的に表現した)「普通」なんだけど多面的な見方のできる映画だと思う。どこまでどう計算していたのか、フィーリングでやっていたのか、すごく知りたくなる。
でも自分にとっては、あの原節子に出会えただけで、もう最高に(!)満足なのである。
(笠智衆も最高のおじいさんだ)
色褪せない
日本の家族は半世紀経っても変わらないんだなと。
和光銀座の風景、熱海の風景。
変わらないものと変わったもの
まっすぐ見られて幸せ。
小津先生ありがとうございました。
gkane

gkaneの感想・評価

4.5
名作。クラシックは永遠。
自分の親のこと考えて鼻の奥がツンとなる。

「昔から子供より孫がかわいい言うけど お前どうじゃった?」
「お父さんは?」
「やっぱり子供のほうがええのう」
「そうですなあ」
「でも 子供も大きうなると変わるもんじゃのう しげも子供の時分はもっと優しい子だったじゃにゃあか」
「そうでしたなあ」
「なかなか親の思うようにはいかんもんじゃ……」
「欲を言や切りにゃあが まあええほうじゃよ」
「ええほうですとも よっぽどええほうでさ わたしら幸せでさあ」
「そうじゃのう…… まあ幸せなほうじゃのう」
たろ

たろの感想・評価

4.8
些細な日常の人間関係
現代にも置き換えられる

京子が義理の両親に優しいのは、大切な人を失くした事があるからなのか
血の繋がりだけが全てじゃないと思える

でも、一見冷たい娘と息子だけど、
親にとって、子が親よりも大切な所帯を持てた事こそ、親孝行になるのかなとも感じた

歳を重ねても繰り返し観ようと思う
KOUICHIRO

KOUICHIROの感想・評価

3.6
小津安二郎監督作品初鑑賞

なんてことない日常の話だけど人々の会話から家族の繋がりとか日本人らしさとかが滲み出ててこれが世界で評価されてるのがすごい

原節子美しい
mano

manoの感想・評価

4.9
何気ない情景から汲み取れる人間ならではの温かさと、逆らうことの出来ない変化や現実の生む冷酷さがマーブリングされていて、故に観る人の気持ちが行き場を彷徨い、涙として現れる。
日本人が持つべき心を、時代をこえて届け続ける、そんな映画。
ぐっち

ぐっちの感想・評価

5.0
老夫婦の空気感や間合いが良かった。
白黒であることが、哀愁や切なさを強調していて白黒映画の良さを感じた。
「長男、長女、三男許すまじ!特に長女!特に許すまじ!!」と鑑賞中血管がぶちギレそうになりました!コンニャラァゞ(`皿´ 三`皿´ )┛…そして自分も気をつけていこうと思います(しかも彼らにも事情があるという物語上のバランスの良さも巧みですが…でも許すまじ!)。

恥ずかしながら今作で小津安二郎監督作を初鑑賞致しました。最初はなんとなく「ほんわかした話なんでっしゃろ~。イヤサレヨ〰( ´∀`*)」等とパッケージからの印象を安易に想像していましたが…鑑賞後の私はほんわかと胸を刺されたような気分になりました。


まず、驚いたのは昔の日本映画は早口なイメージがあったのですが、非常に台詞が聞き取りやすく、その分台詞の奥にある心情が読み取れました(特にお母さんが長男長女に対してと紀子に対しての話し方がもう切ない…)。

また、人との繋がりは一方の押し付けや優しさでは強くはならないということを改めて感じ背筋が伸びました(それは親子であろうと他人であろうと同じことでしてね)。

ただ、個人的にはカメラがほぼ定点なので少々長く感じたり、お母さんとお父さんが可哀想すぎて辛かったりして少しモヤッとしました(あくまで私個人のモヤッとしたことなので悪しからずm(__)m💦)。あと長男長女三男が1年後にゴジラに潰されるシーンが欲しかったな!!←無茶言ってます

それにしても60年以上前の作品が現代を生きる我々に"人との繋がり"について語りかけてくるなんて思ってもみなかったし、本当に鑑賞できて良かったなと思いました。
Hash

Hashの感想・評価

4.0
小津監督いいですね。
大きな展開もなく、家の中の動きを追ってく感じが飽きさせないで観れますね。
ローアングルも素敵でした。
人の感情がリアルで好きです。
>|