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チチカット・フォーリーズのUのレビュー・感想・評価

チチカット・フォーリーズ(1967年製作の映画)
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2021.2.5 ユーロスペース #21

とてもよかった「現代アートハウス入門」という企画。
最終夜の『チチカット・フォリーズ』は上映後に想田和弘監督の講義。
監督によれば、(覚えている範囲で)ワイズマン作品の特徴は、
①技術革新に支えられたダイレクト・シネマの系譜にあること、つまり映像と音声の一致を実現
②四無い主義とも言われる、ナレーション、音楽、字幕、インタビューの不在。
③時間がなく、彼の関心は空間にあること
④主人公を人間に据えず、組織に重きを置いていること
⑤多作であること

チューブを鼻に入れて強制的にスープを飲ませる処置の痛ましさは強烈だった。挿入される髭剃りのイメージがあったのでなんとか見れた。つなぎ的に髭剃りは死化粧なのか。
三点倒立している人がよかった。
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