子どもの頃に見たキャプテン翼で高校時代の日向小次郎のプレーをみた中学時代の恩師吉良監督が日向を牙の抜けた虎だとこき下ろしたシーンをサッカー漫画だけど思い出した。
本作のロッキーはまさしく牙の抜けた虎であり、前作までに出てきた動物園の虎が出てこないのがロッキー自身がそうであると位置付けられているのだとさえ思える。そんなロッキーに牙を再び甦らせたのがエイドリアンと、亡きミッキーの代わりを務めた1.2のライバルであったアポロ。
ベタだけど、元々で言えばこの映画が製作される背景にはアメリカン・ニューシネマの流行があり、アンチテーゼとして明るく希望のあるエンタメ作品として求められたのが本シリーズ。ありふれた今日とは訳が違うし、みんなが好きな展開で良い。
