おばけつ

狂った一頁のおばけつのレビュー・感想・評価

狂った一頁(1926年製作の映画)
2.5
2022/8/X 759作目
妻子を顧みず、長い旅に出ていた船員の男。置いていかれた妻は精神に異常をきたし、閉鎖病棟に入っていた。彼は病院で小間使いとして働きながら、妻を見守る。そんなある日、結婚を控えた2人の娘が病院に訪ねてくる。男は隙をついて妻を逃がそうとするが、妻に抵抗されてしまう。ささやかな夢と悲しみにはさまれ、男は幻想を見るようになる。

まさかこんなところで川端康成の名前を見ることになるとはな。
無声調でなかなか難しいものの、ラストの狂いきったシーンだけでも見る価値あり。